「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

見せた復活の狼煙。チームが噛み合い5得点の快勝/【レビュー】YBCルヴァンカップグループステージ② アビスパ福岡戦

 公式戦2試合連続で0−1に終わっていたチームとは別の姿を見せることに成功した。大きな要因は1週間の準備の中でチーム全体が戦い方を見直せたことにある。

「チームとしてやっぱり前に行く、みんなでカバーすることを意識して今週はやってきましたし、やっぱり入りで相手を圧倒する。先手を打つ、というのはすごく意識してゲームに入りました」

 9分に右CKから先制点をもたらした上田綺世は、ゲームの入り方を強く意識したという。

「インテンシティが僕らの武器の一つだと思いますし、僕らの中盤の選手や後ろの選手はそこの強度がすごく高い選手が多い。そこの良さが出たと思いますし、染野が決められなかったですけどああいうカウンターもチームとして出せてるし、もっと点を取るチャンスがあったなと感じています」

 ミスがなかったわけではない。ただ、ミスしてはいけない場面でのミスではなく、トライした上でのミスが多かった。それ以上にポジティブな面が片手では足りないくらい見ることができた。5得点というスコアもさることながら、次につながる快勝だった。

 

 

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