「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

潮目は変わった。本来の力を見せるとき/【プレビュー】明治安田J1第7節 浦和レッズ対鹿島アントラーズ

 YBCルヴァンカップで5発大勝、復活した上田綺世の2発にエヴェラウドも1発、デビュー戦だった舩橋佑が出色のパフォーマンスを見せ、同じくデビューだった常本佳吾もトランジションの鋭さを発揮した。連敗中のチームから一転、昨季までの良さを取り戻すことに成功したと言えるだろう。

 だからこそ、明治安田J1第7節浦和戦は、いままで以上に重要な一戦だ。掴んだ浮上のきっかけを確かなものに変え、これから先の反撃につなげていきたい。ザーゴ監督は福岡戦の対象を「もう過去のもの」と言い、「僕が一番求めているのはコンスタントなパフォーマンス。いまはみんなでコンスタントに力を発揮することに意識をもって取り組んでいる最中であり、アビスパ戦で見せたようなパフォーマンスを次の試合でもチーム全体で示したい」と続けた。

 “一発屋”で終わってしまっては意味がない。優勝争いに加わるためには、これを5月末の連戦が終わるまで続けていかなければならない。

 

 

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