ザーゴ解任。抱えていた矛盾/【コラム】
鹿島アントラーズからザーゴ監督の解任が発表された。
【お知らせ】#antlers #kashima #鹿島アントラーズ
本日、今シーズンの成績を総合的に考慮したうえで、ザーゴ監督との契約を解除することを決定しました。
詳細は公式サイトをご確認ください。https://t.co/hSc9sVRHXh pic.twitter.com/6qZtWZKNpn
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) April 14, 2021
今季もスタートダッシュに失敗し、8試合を終えて2勝2分4敗の勝点8。首位を無敗で走る川崎フロンターレと勝点20の差をつけられている。クラブは創設30周年に際してリーグタイトル奪還を掲げてきたが、このペースでは残留争いに巻き込まれるのは必定。早期での決断となった。
©KASHIMA ANTLERS
やっているサッカーの内容を見れば解任も不思議ではない。ボールはうまく運べず、攻撃も意図が見えにくく再現性は低い。ボールは奪えず守備も安定感を欠いている。やりたいサッカーとやっている内容の乖離はますます進み、札幌戦では就任当初に描いていたリアクションサッカーからの脱却ではなく、リアクションそのものに戻ってしまった。13連戦が始まる前のタイミングで解任は予想されていた。
なぜ、ザーゴ監督は失敗してしまったのだろう。それは、練習を見ていればよくわかる。彼のサッカーは大きな矛盾をはらんでいた。
(残り 1836文字/全文: 2347文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ