難しい編成の中で得た勝点1と1位突破/【レビュー】YBCルヴァンカップグループステージ⑥ コンサドーレ札幌戦
前線に並んだのが上田綺世、ファン・アラーノ、遠藤康、アルトゥール・カイキでは、さすがにいままでと同じような圧力を望むのは難しかった。その影響もあり、ワイドに選手を置いている札幌の狙いどおり、簡単にサイドチェンジを許し、深い位置からルーカス・フェルナンデス、柳貴博らが仕掛ける場面をつくられた。いいクロスが入ってこないため苦労しなかったが、前半途中までは札幌のペースで試合が進んでいった。
しかし、20分にファン・アラーノが鼻から大量に出血し交代を余儀なくされる。小泉慶がトップ下に入ったことで次第にいい形でプレスがかかるようになる。札幌は中央にパスを集めて鹿島を真ん中に寄せようとしてきたが、ペースは次第に鹿島がコントロールしていく。それでも、ゴールを割るまでには至らなかった。
「お互いにお互いの力を消し合い、でもその中で出し合ったゲームの中でドローという結果、1位で突破できるという意味でも、受け入れると言いますか、妥当だったのかなと思っています」(相馬監督)
互いにプレーオフ進出は決めており勝利へのエネルギーや熱量は、これまでの試合より少なかったかもしれない。それでも、きっちりスコアレスドローにまとめ上げ目標である1位突破を手にした。
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