「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

今後の相馬体制を左右する重要な試合/【プレビュー】明治安田J1第16節 鹿島アントラーズ対セレッソ大阪

 セレッソ大阪戦は、ものすごく大事な試合だ。この試合の内容で相馬体制の今後は大きく左右される。敢えて結果ではなく、内容が問われなければならない。

 YBCルヴァンカップ札幌戦、明治安田J1第15節鳥栖戦と、鹿島は望むような結果を得られていなかった。試合内容としても、自分たちが狙っている前線からのタイトな守備が機能した時間は少なかった。だからこそ、今後どのように戦っていくのかを示すためにも結果だけでなく、内容で示さなければならない。FC東京、名古屋、横浜FMとの試合で見せた内容で勝利しなければならない。

 相馬直樹監督も、その辺りは十分に認識していた。

「この前の鳥栖さんとのゲームを見て、鳥栖さんのサポーターでも我々鹿島アントラーズのサポーターでももちろんそうですし、単純にサッカーファンが見たときに、『どっちがチャレンジしていたか』、『どっちがチャレンジャーだったか』というと、きっと多くの方が鳥栖さんと言われるんじゃないか。そういう話は選手たちにもしました」

 移動が重なったこと、鳥栖がこれまでに比べると暑かったこと、その中で先に先制点を奪えたこと。色々な条件が重なった。

「特にリードしたことも含めて、チャレンジャーというよりもどちらかというと守る人というか、何かを守っている人っていうそういうことになってしまったかなと単純に思っています。その辺のところをどうするか、どう戦うのか、我々がどう勝ってきたかってことは選手たちにも話をしました」

 相手は3位と自分たちよりも順位が上だった。相馬監督としては、当然自分たちがチャレンジャーにならなければいけなかったと感じていた。しかし、実際の試合の中ではそうした姿勢を多くの時間で示していたのは鳥栖だったとも感じていた。それは、「改めて映像を見ても鳥栖さんに上回られたな、というのが正直なところ」(相馬監督)。

 試合に臨む姿勢がベースにあって、その上に戦術が乗っかってくる。だからこそ、ベースを問う試合では絶対に勝たなければならない。チャレンジャーであることを示しつつ、内容でも相手を上回らなければならない。この試合はそういう位置付けにある重要な試合だ。

 

©KASHIMA ANTLERS

 

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