「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

中断期間で取り組んだ成果が見える8得点の大勝/【レビュー】天皇杯2回戦YSCC横浜戦

 中断期間で取り組んできたことが目に見える形で発揮された試合だった。

 大量8得点のうち、速攻から奪ったのは実に5得点。相馬直樹監督も「ボールを持ったところでしっかり前に出ていくことを選手たちが続けてくれたおかげで前半に4つ、後半に4つという形で取ることができました」と、手応えを口にした。

 ボールを持ったところでしっかり前に出ていく。この部分は、これまでなかなか形にすることができずにいた。ザーゴのときから敵陣でボールを奪えばチャンスを作ることができていたが、自陣で奪ったところからの攻撃はあまり精度が高くなかった。もちろん、相手がバランスを崩してくれた部分は大きい。切り替えの速さもJ1で戦う相手よりも遅かった。すべてが改善されたわけではない。

 それでも、取り組んだことに成果が出たことは喜ばしい。難しい天皇杯初戦は8得点の大勝だった。

 

 

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