「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

短期間でも攻撃面で改善できること/【コラム】

 相手がバランスを崩してくれるのを待つのではなく、こちらから能動的に相手の守備バランスを崩せるようにならないと上位進出はおぼつかない。現在の鹿島アントラーズの順位は8位。上にいるのはFC東京、サガン鳥栖、浦和レッズ、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、横浜Fマリノス、川崎フロンターレである。

 サッカーの質的に、これらのクラブよりも劣っていると率直に受け止めなければならないのは辛い作業だが、それが現実だ。まずしっかり現状を認識し、そこから改善していくのが正攻法の作業になる。リーグ中位がいまの実力だ。とはいえ、表現されているチーム力は中位が相応とは思うものの、チーム力に選手たちの能力が全て反映されているとは思わない。本来のチーム力はもっと上のはずだ。ただ、それがうまく噛み合っていない。

 次のリーグ戦は24日のガンバ大阪戦と少し期間が空いている。それまでに大手術は難しいが、ちょっと手を加えれば攻撃面も改善できるような気がしている。鍵を握るのはやはりエヴェラウドだ。

 

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