割り切れる相手との難しい試合/【プレビュー】YBCルヴァンカップ準々決勝① 名古屋対鹿島
清水に大勝し、横浜FMには完勝した。いい流れができたところでJリーグYBCルヴァンカップに舞台を移す。対戦相手は名古屋グランパス。今回もまた、横浜FMとは違う意味で難しい試合になるだろう。
いまJリーグは二分化が進んでいる。欧州サッカーに追随する動きを見せているクラブとそうでないクラブの2つだ。ゲームモデルを組んで戦うクラブと言っても良いだろう。そして、いずれは全てのチームがゲームモデルを組んで戦うことになるはずだ。その方が試合をより太極的に動かせるようになるからだ。そして、ゲームモデルの組み方を知っていれば、相手がどんなモデルを組んでいるのかもわかるため対抗策も持てるが、逆に組み方を知らなければ相手がどんなモデルを組んできたのかもわからない。ミシャ式のサッカーがJリーグを席巻した時のように、いずれ知らないクラブは知っているクラブに太刀打ちできなくなる。
しかし、現在はまだ過渡期だ。鹿島も名古屋もゲームモデルを持って戦うところまでは至っていない。だからこそ、試合は難しくなりそうだ。名古屋は躊躇なく現実的な戦いをチョイスしてくるだろう。
(残り 2140文字/全文: 2624文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ