「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

DF15ブエノ「このエンブレムがついているものに対してはものすごく誇りに思う」/【プレイヤーズファイル】

 町田浩樹が欠場した名古屋戦で、犬飼智也も負傷交代で試合を途中で退いた。町田は軽い怪我のようだが、犬飼はハムストリングを痛めて6週間の離脱となる。関川郁万も怪我から戻ってきたばかり。CBは林尚輝とブエノしかいない。福岡戦は、この2人でゴール前を守ることになるだろう。

 林尚輝は、ルヴァン杯準々決勝第2戦の動きが決してよくなかった。ミスを気にしたのかプレーは安定せず、前半だけで交代となっている。そして、ブエノも荒削りなCBという印象が強い。彼ら2人で互いをカバーし合い、味方と連携してコンパクトな陣形をどこまで保てるのかは正直に言って未知数だ。

 しかし、一つだけ間違いないのが、彼らが持っている鹿島アントラーズへの強い思いだ。

「一番最初に鹿島からオファーの話が行くかもしれない、と言ってくれたのは、僕の良き友人で多くの手助けをしてくれたカイオでした。そのとき僕はとても嬉しかったし、光栄に思いました。僕は練習だったり、試合でこのユニフォームに袖を通すたびにそう思うし、このエンブレムがついているものに対してはものすごく誇りに思う。つねに、全身全霊を捧げないといけないという気持ちでプレーしています。僕にとってはそれくらい重みがある。外国人でも日本人でも、この鹿島でプレーをしたい気持ちは、みんなあるのではないかと思っています」

 いまクラブは土台から大きく揺れ動いている。この先、鹿島はどうなってしまうのか。その不安は簡単には拭えない。おそらく茨城県の要請による無観客のリモートマッチも今月末まで延長されるだろう。そうなれば川崎F戦も含まれ、クラブの収入は大きな打撃を受ける。

 だからこそ、いま一番、聞きたいのは鹿島への強い思いだ。どれだけの思いを持ってピッチに立っているのか、言葉に発し、プレーで示す。このタイミングでブエノに出場機会が巡ってくるのは、なにかの巡り合わせとしか思えない。

 

 

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