「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

ヴァイラー体制の補強ポイント/【チーム編成】

[4−2−3−1]と[4−3−3](もしくは[4−1−4−1]。表記が変わるだけで内容は同じ)。レネ・ヴァイラーが使いこなすのは、この2つのフォーメーションだ。相馬体制でも[4−2−3−1]は使われたが、狭い同サイドを攻略しようとする形が多く、ピッチ幅を広く意識した攻め方ではなかった。そのため、おそらく選手の並びは同じでも求められる役割が変わってくるだろう。

役割が変われば使われる選手も変わるかもしれない。また、個人的には鹿島に[4−3−3]が導入されることは嬉しい。相手の間に立つことが前提となる[4−3−3]では、相手守備を崩すための原則を覚えることが大事になる。ザーゴは型を暗記させるような指導の仕方だったが、選手からするとなぜそうなるのか原則を説明してくれた方が応用が効く。日本代表も着手しているやり方をマスターすることは、選手個人にとっても必ずプラスになる。ヴァイラーがそうした指導をしてくれると、鹿島の選手は飛躍的に成長していくだろう。

 

ただ、ヴァイラーがやろうとするサッカーどうしても足りないポジションが出てくる気がしてならない。特にサイドの選手層は薄い。

 

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