「サッカー選手やチームってなんだろう?」という疑問/【コラム】
いよいよ今季のJ1が開幕する。エルゴラッソでは開幕特集号を組んでおりかなり読み応えがあるはずだ。おそらく鈴木優磨の熱いインタビュー記事は話題になるだろう。ぜひ、手に取ってもらいたい。
鈴木優磨のインタビューの他にも、浦和の岩尾憲のインタビューも掲載されている。選手として深い思考の持ち主であることが感じられる内容だ。今季の浦和の鍵を握る選手がどういう考えの持ち主なのか知っておくことに損はない。こちらも必読のインタビュー記事だ。
[インタビュー]#岩尾憲(浦和)
問題の所在を“解像”する自信はある(サッカー新聞エルゴラ金・土曜号)月額読み放題の「エルゴラ+」
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インタビューの肝は見出しにもなっている“問題の所在を解像する自信はある”というところだろう。ピッチの中で起きている変化を感じ取り、それをチーム全体に伝えられる選手はそういない。岩尾の真骨頂といえる部分だけに、その真髄に触れるだけでも意味がある。
ただ、気になったのはここではない。インタビューの後半部分で彼が浦和に移籍する決断を下した理由を、沖永雄一郎記者が深掘りしたとき、「この業界の矛盾を証明したいということの方が強いですかね」と答えていく部分だ。
「サッカー選手やチームってなんだろう?」
個人事業主である選手が成果を出せば報酬につながる。そうした取り組みをおこなっている選手が集まってチームとして優勝や勝利を目指す。結果が出なければ移籍して別のチームに移籍することもできる環境のなかで、わざわざ苦労して一つの目標に向かうことに感じる矛盾を解消したいという思いが綴られていた。
奇しくも17日に行われた吉岡宗重FDの言葉が重なった。
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