「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

山見大登が教えてくれた川崎F戦に向けた修正点/【コラム】

前半38分にパトリックが退場したことでほとんどの残り時間は敵陣で過ごすことができた。数多くのチャンスをつくり上田綺世はハットトリックも可能だった。相手GKの石川慧の奮闘がなければもっと大差で勝利していただろう。

ただ、一人少ないはずの相手にも複数回に渡り決定機をつくられてしまった。その中心にいたのが後半から投入された山見大登(やまみ・ひろと)。昨季の清水戦で決めたゴラッソのイメージが強烈だったため、一発を持っているタイプという印象に引っ張られてしまっていたが、つねに中間ポジションで浮遊できる優れた感覚の持ち主だった。後半、G大阪がつくり出したチャンスはほとんど彼が起点になっている。

そして、DFのライン間に入って守備陣形を崩していくのは川崎Fが得意とするところ。今週末に対戦するチャンピオンチームを前に、最高のイメージトレーニングができた。おそらくレネ監督も岩政コーチも修正を施してくるだろう。

 

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