圧倒的に増えたスプリント回数。変化を結果につなげ3連勝を達成/【レビュー】明治安田J1第5節 鹿島アントラーズ対湘南ベルマーレ
まったくうまくいっていない大分戦でじっと戦況を見つめるレネ・ヴァイラー監督の姿に、少しも不信感が芽生えなかったと言ったら嘘になる。しかし、湘南戦でもジタバタせずにじっと見つめ、ハーフタイムに選手たちの奮起を促し同点に追いつくと、交代選手を投入した直後に逆転させる姿を見るとさすがに印象は変わる。
「よく皆さんの表現で『監督が』ということが言われますが、実際に試合をやるのは選手です。選手の手助けをするのが監督の仕事であり、彼らがいい形、いい雰囲気でできるようにするのが指導者の仕事ではないかなと思っています」
プレビューでも紹介したコメントが深いところまで響く。レネ・ヴァイラーはわずか1週間で選手の心を掌握し、困難な試合展開でも選手に課したミッションを完遂させた。このチームがどう生まれ変わっていくのか未来像を示しつつ勝点3を得る、すばらしい逆転勝利だった。
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