「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

ヴァイラー流の“内と外”で首位固めを目指す/【プレビュー】明治安田J1第8節 鹿島アントラーズ対横浜FM

福岡に競り勝った鹿島は、広島に完敗した横浜FMとの対戦を迎える。メンバーを変えて広島戦を戦っていた横浜FMは、相手のプレスに苦しみほとんど自分たちの良さを発揮することができなかった。主力メンバーは戻るだろうがチームとして悪い流れを断ち切りたいはずだ。そんな相手を前半から凌駕したい。

幸い、相手とは対照的に選手たちは自信を深めている。

「逆転であったり、少しずつ成功体験を増やせていけているのがいい流れになってるのかなと思います。失点しても跳ね返せますし、この前の試合なんかは0で抑えて勝ち切ることができましたし、今年のスタートから逆境というところはチームの中で跳ね返すというところは、一つ優勝するために必要なポイントだというふうにチームとしての認識もありますし、そこを跳ね返せているのがチームとして良くなっている要因かなと思います」

常本佳吾は、逆境を跳ね返すことをシーズンに入る前からチーム全体の課題として捉えていたと話す。監督が自信を与え、鈴木優磨が鼓舞し、行き過ぎればクォン・スンテがなだめる。試合中の戦い方が統一できているだけでなく、そうした部分でもチーム全体がカバーし合えている。

もちろん、試合中の連携も深まっている。特に守備面での進歩は著しい。なかでも常本佳吾の存在感は、試合毎に増している。

 

 

(残り 2383文字/全文: 2945文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ