主将の離脱で苦境に立つチーム。鹿島らしさを発揮した復活劇と大岩剛/【コラム】追憶のアントラーズ(08season⑤)
これまで書きためてきた取材ノート51冊をふり返りも第5回目。
主将である小笠原満男が左膝半月板損傷及び前十字靱帯を損傷で離脱。第25節を終わった時点での鹿島の順位は4位だった。
1位 名古屋 48pt
2位 浦和 45pt
3位 大分 45pt
4位 鹿島 43pt
5位 川崎F 41pt
決してチームの状況はいいとは言えず、チームの中心である小笠原を欠くことは残りシーズンを戦う上で大きな痛手となることが予想できた。しかし、前年の奇跡的な逆転優勝で自信を深めた選手たちは、ここから”鹿島らしさ”を研ぎ澄ましていく。なんでもできるチームから、一点集中型のチームへの変貌。全員が高い意識を共有した安定した守備をベースに、数少ないチャンスを確実にものにする。プランAができないならプランBへ。自然とやるべきことを整理できるチームだった。
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