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無料掲載【月刊 遼平〜July2016〜】ザスパMF吉濱遼平「8か月ぶりとか言っていられない。オレがなんとかします」

【月刊 遼平〜July2016〜】ザスパMF吉濱遼平 復帰へのカウントダウン

 

右ひざ前十字じん帯断裂からカムバックし6月末にチームに完全合流したMF吉濱遼平。先週は紅白戦にサブ組で出場するなど、コンディションは高まっている。チームがJ3降格の危機に瀕する中、復帰へ向けて調整を続ける吉濱の“魂の言葉”を伝える。

 

 

 

「8か月ぶりとか、足が痛いとか言っていられない。オレがなんとかします」

 

 

復帰して2週間が経ちました。細かい部分ではまだまだですけど、コンディションは徐々に上がってきている感じです。ボールを蹴る感覚がまだ完全に戻ってきていないので、シュートのところはこれからの課題です。先週は紅白戦も出ることができたし、(復帰の)準備は整い始めています。

 

 

コンディションは、去年の良いときを100とすると60くらいですね。もうちょっと上げていきたいです。最後のフィニッシュのところは、これから多くのシュートを打っていくことで戻していきたいです。あとは単純に走る部分で、ゲーム体力ができていないので練習試合などでカバーしていきたいです。いま試合に出たら、乳酸地獄になっちゃうと思います(笑)。

 

 

いまはスタンドでゲームをみていますが、チームは少しずつ良くなっていると思います。ただ、セレッソ戦は最悪だったと思います。戦力差とかあったかもしれませんが、みんながボールを受けるのを怖がってしまっていて、闘うことができていませんでした。これは、オレが上から観ていて感じたことです。

 

 

攻撃に関してもみんなが消極的で、オレがサポーターだったらブーイングをしていました(笑)。瀬川ももっと行って良かったと思います。あれでは相手は楽だったと思います。負けているのだからチームとしてチャレンジするべきだった。チャレンジすることで足りない部分とかも分かるし、チャレンジしなかったら何も起こりません。

 

 

去年はセレッソから2勝しましたが、去年は「やってやろう」という気持ちが強かったと思います。オレも任(江坂)も強い相手の方が燃えてくるし、「あいつら(相手)調子に乗らせんな」と言いながら、プレーしていました(笑)。上位を倒すには、そのくらいの熱い気持ちが必要です。

 

 

 

瀬川と山岸は、オレと年齢も近いですし、同じ攻撃プレーヤーなので個人的に注目してみています。去年の、オレと任みたいな感じですね。瀬川が任で、山岸がオレのタイプだと思いますが、あのふたりは技術的にうまいし、オレらになかったモノを持っている。だから、もっとできるはず。もっとチームに要求していいと思っています。山岸なんて普段はうるさいのに、試合中とか静かなんですよ(笑)。もっとわがままにプレーしていい。あいつらが自由にやっているときはチームがうまく回っている。その自覚を持たなければいけないと思います。

 

 

個人的にはいまのチームでのイメージはできてきていますが、どんな状況で出るかはまったく分かりません。この先、チームが勝ってくれればある程度、準備して出ていけると思いますが、もしかしたら、突然の出番もあるかもしれない。そうなったら、勝たなきゃいけないし、内容とかよりも勝つために何ができるかが大切になってきます。

 

 

試合に出たら、8か月ぶりだからとか、足が痛いからとか言っていられません。試合に出たら、そんなの関係ない。チームのために、どれだけ闘えるか、だと思います。チームを(J3に)落とすわけにはいかないので、オレがなんとかします。待っててください。

 

 

【月刊 遼平〜June2016〜】

 

 

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