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無料掲載【Gマガ】島田裕介 脳性まひ者7人制サッカー日本代表監督に就任

元ザスパ 島田裕介氏

脳性まひ者7人制サッカー(CPサッカー)日本代表監督に就任

 

 

 

 

 脳性まひ者7人制サッカー(CPサッカー)日本代表チームの監督に、元ザスパの島田裕介が就任した。日の丸のスタッフウェアに袖を通した島田新監督は、12月11日に横浜市内で初トレーニングを行った。島田JAPANは来年9月にアルゼンチン(サン・ルイス)で開催される世界選手権へ向けて、チーム強化を図る。

(取材・撮影/伊藤寿学)

 

 

 

 

 

島田は、1121日にCPサッカー日本代表監督に就任した。チーム強化を狙う日本CPサッカー協会は、今年度から元Jリーグ選手を監督に招へい。今年4月からは安永聡太郎氏(元横浜など)が監督を務めていた。しかし8月にJ3相模原の監督就任が決まったために代表監督を退任。同協会は、後任探しを進めていた。

 

 

 

同協会は、東日本大震災復興支援「スポーツこころのプロジェクト」スタッフとして活動していた島田を候補としてリストアップ。島田のJリーグでのキャリアのほか人柄なども評価して、代表監督に抜擢した。

 

 

島田は、埼玉・西武台高を卒業後の2000年に大宮に入団。20062008年に期限付き移籍でザスパに加入。“黄金の左足”で数々のゴールを決めて、ザスパサポーターを熱狂させた。2009年には鳥栖、20102011年には徳島へ移籍。2012年は韓国Kリーグ・江原FCでプレーし現役引退した。J2歴代直接フリーキック1位(13ゴール)の記録を持つ。

 

 

初練習へ臨んだ島田監督は、選手たちに向けて「きょうの練習ではみんながどういう選手なのか、その特長をみせてほしい」と声掛けて、トレーニングをスタート。島田JAPANは、安永聡太郎前監督や元ザスパの荒田雅人ら元Jリーガーチームと対戦。横浜FCの津田知宏、野崎陽介も友情参戦し、島田JAPANの支援に加わった。

 

 

練習試合は、元Jリーガーチームの圧勝だったが、島田JAPANの選手たちは最後まで必死に戦い続けた。島田監督は「今日は現役の仲間や元プロ選手が来てくれて、高いレベルのサッカーを知ることができました。国際大会では、レベルの高いチームが多いので、この悔しさを忘れずにこれからの練習に取り組んでほしいです。障がい者スポーツですけど、ピッチに立ったら一人のサッカー選手。戦う気持ちを持つことが大切だと思います」と話した。

 

 

ザスパを去ってから8年、現役引退から4年。島田は、現役時代には届かなかった“日の丸”を背負って、選手たちとともに“世界”と立ち向かう。

 

 

 

CPサッカー日本代表

島田裕介監督

 

 

 

 

「今日はまず選手がどれくらいできるのかを確認しました。守備や攻撃でいくつかテーマを設定したのですが、考えながらやってくれたところがみえました。ここから9月のアルゼンチン大会へ向けて、チームを作っていきたいと思います。

 

 

障がい者スポーツですけど、ピッチに立ったら、一人のサッカー選手。みんながひたむきにやってくれていたので、その分、こっちも責任があります。真摯な姿勢で指導していくことで、何かが生まれていくような気がしています。

 

 

普通のサッカーと違ってCPサッカーは7人制。フィールドが6人で、オフサイドがないので、これからシステムと戦術を固めていきます。きょうはブロック守備で引き過ぎてしまったり、パスをつなぐ部分でミスが出てしまったりしてしまいました。戦術に関してはこちらから与え過ぎず、一緒に考えていくことで戦える集団にしたいと思っています。

 

 

前回大会の映像をyoutubeで見ましたが、国際大会は自分たちよりも上のレベルの相手が多いので、チャレンジしていくことが大切。チャレンジしなければボールも奪えませんし、ゴールも生まれません。まずは立ち向かっていくことが大切です。

 

 

また外国チームの方が身体能力は上ですが、サッカーはフィジカル勝負ではないというポリシーが僕の中にあるので、体が小さくても戦えるということをみせたいです。自分たちがしっかりとボールを持つことで、守備の時間を減らしたいと思います。

 

 

目指すサッカーは、個の力に頼るのではなく、チーム一丸となって戦う、日本らしいサッカーです。しっかりとボールをつなぎながら、魅力あるチームにしたいと思います。そのためにはプレー精度が求められます。ただ、結果も大切になってくるので、理想だけを追うのではなく、結果にこだわっていきたいと思います。大会では1勝するのも難しいと聞いています。自分にとっては指導者としてのスタートラインなので選手と一緒に成長したいと思っています。

 

 

将来はJクラブの監督をしたいと考えている中で、こういうチャンスをもらえたのは縁ですし、自分にとっては初めての日の丸なので、日の丸に相応しいチームにしたいと思っています。選手たちも自分もハッピーになれるように頑張ります。

 

 

練習後、選手全員と握手をしましたが、試合ではどうしてもレギュラーと控えが出てきてしまいます。でも試合に出ている選手だけで戦うわけではないので、試合に出ていない選手もチームの一員であることを伝えたった。選手のみんなとコミュニケーションを図りながら、チームを作っていきたいと考えています。

 

 

理想は、チーム内で競争しながらも、ファミリーのように何でも協力できる集団です。話を聞くと、この競技は選手自体が少なく、チームにあまり競争がないようです。刺激がないと、選手として成長できないので、トータルでチーム、選手をみながらマネジメントをしてきたいと思っています。

 

 

世界大会のイメージ? 前回大会の映像をみる限り、レベルは高いです。日本は、ボールを蹴る、止めるという基礎はできているので、それをベースにチームを作っていきたい。この代表は、月に1回しか集まれないので、難しい点はあります。ただ、それぞれの意識を変えることでレベルアップは可能だと考えています。

 

 

世界大会で勝つためには、個人の能力とチーム力の両面を上げていかなければいけません。いきなり多くを詰め込むのは難しいので、まずはボールをどこから追って、どのように奪うかを徹底したいです。守備の部分からチームとしての形を作っていきたいです。

 

 

僕は、この話をいただくまでCPサッカーという競技を知りませんでした。チームとしてレベルアップしていくことも大事ですが、障がい者スポーツへの理解が深まってCPサッカーがもっと認知されるように、ピッチ内外で努力していきたいと考えています。応援よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

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