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無料掲載【高校サッカー2回戦】前橋育英、市立船橋をPK戦で下して3回戦進出!

【高校サッカー2回戦】前橋育英、市立船橋をPK戦で下して3回戦進出

 

 

前橋育英が、インターハイ王者・市立船橋をPK戦の末に下して3回戦へ駒を進めた。

 

 

1回戦で明徳義塾を3対0で下して2回戦へ進出した前橋育英の前に立ちはだかったのは、市立船橋だった。育英は、初戦で出場停止だった長澤昴輝がゲーム復帰。黄色を黒のタイガー軍団は、ベストメンバーで青い壁へ挑む。

 

 

ギア全開でゲームに入った育英は、世代屈指のタレントが各ポジションの要所を締める市船に対して、真っ向勝負。中盤で相手の起点を潰すと、伝統のサイド攻撃でチャンスの糸口を探る。

 

 

前半は育英のリズムだった。FW人見大地のポストプレーから飯島陸らがゴールを狙い、市船守備陣を怯えさせる。スコアレスでハーフを折り返したのものの、主導権を握っていた。

 

 

育英は後半から、初戦2ゴールのFW馬場拓哉を投入。攻撃に厚みを加えて、相手にプレッシャーを与えていく。選手たちは、市船の鋭い縦を決死の守備で防ぎながら終盤へ向かう。

 

 

後半26分、左クロスからあわやオウンゴールのシーンを迎え、同28分には左CKから決定機を与えるが、かろうじて失点を逃れる。残り5分は一進一退の攻防となったが、ゴールは生まれず、勝負の行方はPK戦へ。

 

 

運命のPK戦。先攻の育英は、1人目の大塚諒が決めると、市船の1人目のシュートがポストを叩いてゴールの外へ。アドバンテージを得ると、その後も全員が確実に蹴り込み、5人目の馬場のゴールが決まった時点で勝負が決した。

 

 前橋育英 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎  5

市立船橋  × ◎ ◎ ◎ —  3

 

 

大塚諒主将は「一戦一戦、目の前の相手を倒していくだけ」と話していたが、育英が“市船”という最大の難関を突破。初の全国制覇へ、一気に視界が開けた。

 

(1月2日)

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