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無料掲載【高校サッカー】前橋育英、3年連続ベスト8進出!

【高校サッカー】

前橋育英、3年連続ベスト8進出!

遠野(岩手)を1−0で下す!

 

 

3日、前橋育英が全国高校サッカー選手権3回戦で遠野(岩手)を1−0で下して、準々決勝進出を果たした。3年連続ベスト8の育英は5日、佐賀東(佐賀)と滝川第二(兵庫)の勝者と4強入りをかけて対戦する。

 

 

2回戦で優勝候補筆頭・市立船橋をPKで倒した前橋育英が、3回戦で遠野(岩手)と対戦した。自信みなぎる育英はキックオフと同時に、相手へ襲いかかる。

 

 

先制のゴールネットが揺れたのは開始わずか2分だった。育英は開始直後に、右CKを得ると、ゴール前の混戦からDF角田涼太朗が右足で蹴り込んで、先制に成功する。「こぼれ球が来たので落ち着いて決めることができた」(角田)。ファーストシュートを得点へ結びつけたチームは、立ち上がりからゲームの主導権を握る。

 

 

育英は、MF大塚諒主将、MF長澤昴輝、MF田部井悠ら中盤が攻守にハードワーク。縦横の長短パスを、ピッチ全域に配給してリズムを整えると、前線ではFW飯島陸、FW人見大地が果敢にゴールを狙っていく。そして1−0で40分のハーフタイムを迎える。

 

後半はやや受け身に回った。育英は後半6分、9分にDFラインの裏を突かれてピンチを招く。相手のシュートミスにも助けられると、その後もゴールを許さない。後半11分には、長身ストライカー馬場拓哉を投入し、追加点を奪いにいく。

 

しかし、チャンスを見出すことができず、逆に遠野の逆襲を受ける。失点してもおかしくない状況もあったが、一丸となった守備で耐えて終盤へ持ち込む。執念の守備をみせた育英は後半アディショナルタイム3分を凌いで1−0で逃げ切り。2014年の準優勝からの3年連続ベスト8進出を決めた。

 

 

2年前に準優勝を果たしたチームは、鈴木徳真、渡邉凌磨ら世代別代表がいたが、今年は際立った選手はいない。勝てない時期をともに乗り越えた一体感が最大の武器だ。苦しいゲームを勝ち抜くことで力を蓄えるチームは、全国制覇へ向けて、ひたむきに突き進む。

 

(1月3日)

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