無料掲載【監督コメント】J2第7節ザスパ対千葉 ザスパ、開幕連敗かろうじてストップ。千葉にドローで今季初の勝点
【結果】J2第7節ザスパ対千葉
ザスパ、千葉にドローで今季初の勝点
【結果】
ザスパ 1 — 1 千葉
前半(1−0)
後半(0−1)
【得点者】
5分:高井和馬(ザスパ)
67分:高橋壱晟(千葉)
【戦評】
ザスパは前半5分、ハーフライン付近で高井和馬がボールを略奪すると、相手GKが飛び出しているのを確認してロングシュート。約45メートルのロングキックがゴールへ収まり、先制に成功する。後半、千葉にポゼッションを許して防戦一方となる中、決死の守備をみせたが後半22分に左サイドを崩されて失点。その後も押し込まれたが、千葉の拙攻にも助けられて1−1のドロー。ザスパは、開幕連敗を6で止め、今季初の勝点1を手にした。開幕6連敗をかろうじて止めた森下監督は「これまでやってきたことが半歩、踏み出せた」と話した。
森下仁志監督
試合に関しては十分に勝ちきれる試合だったのではないかと思う。前半もさらに2つ、3つ取れるチャンスもあったし、後半もあった。前半の戦いを90分間続けるのが理想だが、まだまだそこまでいっていない。耐える時間というのは必ずあるので、そこでよく1点で耐えてくれた。きょうはうちのスタメン平均年齢24歳(24.5歳)で、若い選手が多かったが、石田や川田が早い時間帯で、足がああいう状態(疲労)になってしまうというのはまだまだ甘いところ。しっかりと鍛えて、次のホームへ向かいたい。
Q 勝点1で、今季初の勝点となったが?
いままでやってきたことを半歩踏み出した結果だと思う。だが、十分に勝てた試合だった。クロスの対応などは練習の成果が出てきている。自分たちから仕掛けて、もう2点、3点取れる力をつけていきたい。
Q メンバーを入れ替えた理由は?
練習で一番、調子の良い選手を使っていく。スタメンで選ばれた以上、後半の10分、15分で交代しなきゃいけないようでは、ポジションは奪えない。若いから使っているわけではなく、年齢は関係なく、90分、95分を走りきれる選手を使っている。石田は、前半もビッグチャンスがあったし、もっとやらなければいけない。
Q 千葉の高いラインを突く形で、高井のゴールが生まれたが千葉の守備を狙っていたのか?
しっかり分析をしていて、選手にそれを伝えていた。和馬(高井)の得点は狙いどおりだったが、そのほかにもチャンスがあったので、最後の部分が甘かった。もっと高いところを追求していかなければいけない。
Q ポゼッションではなく、クリアや縦パスなど、現実的な戦いを選択していたが?
僕がこうしろと言うのではなく、選手が自分たちで判断してプレーしなければいけない。そこの選択を預けていた部分で、これまでは僕の発信の仕方もあると思うが、共有できていなかった。きょうは選手たちが判断して、アクションしてくれていた。それに加えて、今日は清水の出来が非常に良く、GKの部分はすごく大事かなと思った。その部分で失点を重ねたシーンが多かったし、慶記(清水)がきょうくらいやってくれればいいと思う。
Q 前半は攻撃できたが、後半は押されっぱなしだったが?
相手が千葉ですからね。全部を圧倒できるとは思っていない。僕らは90分、しっかり戦うことを目指す中でカウンターのチャンスもあった。一つひとつの細かいプレーをみると、相手にやりやすいプレーを作らせてしまった。もっともっとボールを動かせるようにしなければいけないし、もっともっと厳しくしていかなければいけない。若い選手が多いので、勝負所がわかってくればもっと良くなるはず。千葉は、途中から出てくる選手が、町田君や船山君なので、簡単ではない。
(以上)