無料掲載【コメント】天皇杯3回戦 ザスパ対川崎 森下監督コメント「選手は勇気を持ってプレーしてくれた」「DFの3人はがんばっていた」
【コメント】天皇杯3回戦 ザスパ対川崎 森下監督コメント
「選手は勇気を持ってプレーしてくれた」「DFの3人はがんばっていた」
【結果】
ザスパ 0−4 川崎
前半 0−2
後半 0−2
【得点】
3分:森本貴幸(川崎)
44分:田坂祐介(川崎)
67分:森谷賢太郎(川崎)
76分:家長昭博(川崎)
【戦評】
ザスパが、川崎に0−4で完敗を喫した。トーナメント戦での番狂わせを狙ったザスパだったが、開始3分に浅いDFラインの裏を森本貴幸に突かれて失点すると、前半終了間際の前半44分には守備を崩されて低いコントロールシュートを決められる。0−2で折り返したザスパは、後半16分にロングレンジのシュートをネットに収められると、後半21分に家長昭博にヘッド弾を許して4失点を喫した。攻撃では前・後半合わせてシュートわずか3本に終わった。
森下仁志監督
ゲームに関しては最初の立ち上がりの失点と、前半の最後の失点が本当にもったいなかったかなと。
ゴール前のクオリティーで、うちの選手がこれくらいで大丈夫だろうという部分が、失点につながった。3点目もそうだが、そういう意識であれば、J1のチームとはクオリティーの差が出てしまう。
若い選手がたくさん試合に出ているので、このゲームを自分たちの糧にして成長してほしい。
ゲームについては、4点を取られたが、選手は勇気を持ってプレーしてくれた。ただ、ゴール前の最後の部分で躊躇してしまっていた。今日のピッチ状況を考えると、シュートを打つ意識を持つのも一つの手だった。
パスを受けて、止めて、コースを探していては、相手が強いので止められてしまう。判断を含めて上げていかなければいけない。
Q 川崎との差は?
川崎のクオリティーはJ1の中でもトップクラスだと思う。出ている選手がメンバーも揃っていたし、質が高かった。その選手が5年、6年かけてやり続けている成果だ。風間さんがやっていたのが2012年だと思うが、やり続けて今がある。やり続けることが今につながっている。見本となるべきクラブだ。
Q この試合で得たものは?
練習試合とは違うし、公式戦で対戦できることが一番だ。ボールのないところの準備やファーストタッチ、パスのタイミングなどにスムースさがあった。小林選手は途中からだったが、最初から出てくればもっと鋭さがあった。それを体感して感じてほしい。これくらいで大丈夫だと思ったら、やられる。これくらいのプレッシャーだったら外される、このくらいの持ち方だったらタックルを喰らうということを知ってほしい。最後、和馬がドリブルで行って、板倉くんにタックルを受けた。そういうところを感じなければいけない。
Q 力の差はあったが、もう少し戦えたのではないか?
「それはどの部分か。執念とか粘り強さは、うちの選手は最後まで足を投げ出していた。今も言ったが、2点目も石田の股を抜かれたが、相手はそこを狙ってきている。そこは執念とかではなく、力の差だ。3点目も出岡が出ていって、大丈夫だろうと思ったと思うが、森谷はコントロールして狙ってきていた。キーパーの位置もみて狙っていた。執念、粘り強さは必要だが、十分に出してくれていた。甘さというかが距離感の差が大きいと思った」
Q リーグ戦へどうつなげていくのか?
「リーグ戦は苦しい状況が続いているが、勝つために戦っていかなければいけないと思っている。きょうは最終ラインの3人はよくやっていた。川岸も意欲的にやってくれていた。粘り強く、特にうしろの3人はやってくれた」