無料記事【選手コメント】J2第36節 ザスパ対徳島 ザスパ、1−4大敗。次節にもJ3降格圏決定
【コメント】J2第36節 ザスパ対徳島 ザスパ、1−4大敗。次節にもJ3降格圏決定
松下裕樹「応援してくれる人たちに申し訳ない」
【結果】
ザスパ 1−4 徳島
(前半 1−3)
(後半 0−1)
【得点】
2分:山﨑凌吾(徳島)
20分:岡田翔平(ザスパ)
22分:山﨑凌吾(徳島)
25分:渡大生(徳島)
95分:大﨑淳矢(徳島)
【戦評】
選手に責任を押し付ける指揮官
弱すぎる。それに尽きる。ザスパが、徳島に1対4の大敗を喫した。J2残留のためには、必死で守らなければいけないザスパだったが開始2分、ヨソンヘがカウンターで持ち出したところを奪われると、最終ラインが乱れてあっさりと失点。前半20分に岡田翔平が1点を奪い返したが、その2分後の前半22分に、左クロスからヘッドで決められて1対2。さらに前半25分には再び、左クロスから3失点目。球際でまったく戦えないザスパは前半を1対3で折り返す。後半は、攻撃の回数こそ増えたが、プレー精度が上がらずに時間を浪費。試合終了間際にもダメ押し点を決められて、1対4の情けない敗戦となった。ピッチ上に、残留への気迫は存在しなかった。ザスパは最短で次節にもJ3降格圏が決定する。いよいよ指揮官が責任を取る瞬間が近づいている。森下監督は「本気で戦えない選手はプロを辞めた方がいい」と、選手に責任を押し付けた。
MF松下裕樹
―失点について。
前半は僕らがボールを持ってゴールに向かえた場面もあったけど、点の取られ方(が悪い)。時間もそうだし、点を取った後だったし、その後も立て続けだった。
― チームに90分間戦う意思が見えない。
自分たちの今の状況で力が出ないのは悲しいことだし、応援してくれる人たちに申し訳ない。
―残留が厳しくなった。
自分たちを見つめて、人生を懸けてやっているわけだし、それをピッチで出したい。
DFヨソンへ
―前半の失点はチャレンジ&カバーがうまくいかなかった。
ミーティングでも注意するように言われていたし、トレーニングから自分たちも意識していたが、やられてしまった。
―最終ラインの息があっていなかった?
後ろの問題もあるが、ボールを失ってしまったところが問題と思う。
―3バックが難しかった?
3バック、4バックの問題でなく、選手たち全体の意識が足りなかった。チームとして厳しい状況を戦っていかなくてはならないのに、危機を乗り越える力が足りていない。細かいことを言えばきりがないが、例えば最初の失点した後に弱くなってしまう。そういうところです。