群馬サッカーNEWS Gマガ

無料掲載【監督コメント】J2第37節 ザスパ対東京V  ザスパ、痛恨の逆転負け。J3降格圏の21位以下決定

 【結果】J2第37節 ザスパ対東京V  森下ザスパ、お決まりの逆転負け。J3降格圏の21位以下決定

 

(東京V戦の先発メンバー)

 

(東京V戦後、ゴール裏のサポーターは横断幕を掲げてフロントに抗議、JリーグにSOSを求めた) 

 

(サポーターに謝罪する都丸晃社長。「結果に関しては申し訳ない。すべての責任は私にある。ただ、私から話せることは、今はございません」)

 

 

 

【結果】

ザスパ 1−2 東京V

(前半 0−0)

(後半 1−2)

 

【得点】

75分:カンスイル(ザスパ)

83分:ドウグラス ヴィエイラ(東京V

88分:内田達也(東京V

 

【戦評】

ザスパが1対2で逆転負けを喫し、J3降格圏となる21位以下が確定した。ザスパは前節徳島戦から先発7人を入れ替える奇策に出た。8月に加入した吉田直矢が初出場初先発、前線には負傷離脱していたカンスイルが5試合ぶりに復帰した。前半をスコアレスで折り返したチームは後半30分にカンスイルが右足で蹴り込んで、先手を奪う。1点リードしたザスパだったが、後半38分にPKを決められると、後半43分に内田達也に逆転ゴールを許して、力尽きた。

ザスパは20位讃岐との勝点差16を詰めることができず、残り5試合で上回ることが不可能となり21位以下が確定。今後、J3の結果しだいで他力でのJ2残留の可能性は残るが、自力での残留は消えた。森下仁志監督は「(進退については?)クラブにやってくれと言われたらやる。責任? 辞めるのも責任だし、やり続けるのも責任だ。僕自身はやっていきたい」と、来季の指揮に意欲をみせた。菅原宏GMは今試合も不在で、36試合連続欠席。都丸晃社長は「結果については申し訳ないが、(今後について)いま言えることはない」とゴール裏サポーターに語った。

 

 

森下仁志監督「クラブにやってくれと言われたら、やり続ける。続けるのも責任」

 

結果に関しては申し訳なく思っている。選手はよく戦ってくれたし、最後の失点の部分は、残り10分を含めて、僕自身の力を含めて力負け。粘り強く辛抱してチャンスを作り出した。その中でも、失点は1点目も2点目も防げないものではない。攻撃の部分でももっとスムーズに判断よくボールを運べる。4−3−3に対する守備は難しいがもっと判断を上げていかなければいけない。やれることはたくさんある。

 

Q 21位以下降格圏が決まったが?

 

結果に関しては、1年間通して、まだシーズンは終わっていないが、結果は僕にある。その中でも、たくさん良い部分もみられるし、プレーできる選手をみせている。残り5試合、戦う姿勢をみせたい。

 

Q 進退については?

 

クラブにやってくれと言われたら、やり続ける。責任は、辞めるのも責任だし、やり続けるのも責任。それは、そういう場をいただければ選手たちと戦っていきたい。

 

Q 連続失点の要因は?

 

1点目のダメージが大きかった。ベルディーさんは育成がしっかりしていて、ユースの選手がたくさんいて、積み上げてきたものがある。学ぶべきところがある。失点の部分は個々のところで強くなるのが一番だが、ポジショニングのところは祐輔(川岸)が引っ張られている状況なので、そこはまだ判断の甘さがある。2点目は和馬のセカンドボールのところからスタートしているが、うちの選手はテクニックはある。負けて終わりじゃなくて、勝負はそこで決まることを理解して、糧にしなければいけない。

 

Q 点を取ったあとに奪い返されたが?

 

現状は1点取ったあと、スイルが、足がダメなのでスイルを交代せざるを得なかった。スイルがいるといないのでは前線のパワーが違う。はね返す力が必要。そこはポジショニング、セカンドボールの意識を上げていかないといけない。個ではなく、グループでやっていかなければいけない。グループ、チームの質を上げていかないといけない。

 

Q 入れ替えたことで連携が落ちた部分は?

 

それは結果論だ。先制点が取れる試合な少ない中、後ろが踏ん張りきれないこともあった。サッカーは攻守一体なので、仕留めれば、違った展開になる、一概には言えない。

 

Q 今シーズン、積み上げたものと出来なかったものは?

 

シーズンが終わっていないので言えない。

 

Q では今の積み上げは?

 

そんなのはずっと積み上げてきている。ただ、それが終わりではない。積み上げてもそれがなくなることはあるし、それはメンタル含めてすべてだ。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ