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無料記事【Gマガ】プリンスリーグ関東・上州ダービー 桐生第一vs 前橋育英 

無料記事【Gマガ】プリンスリーグ関東

上州ダービー 桐生第一vs 前橋育英

桐生一が執念で追いつきドロー 育英は2点のリード守りきれず

 

 

 

 

【結果】

桐生第一 2−2 前橋育英

前半(0−2)

後半(2−0)

 

【得点】

32分:森隼平(前橋育英)

41分:榎本樹(前橋育英)

85分:梅林幹(桐生第一)

88分:中野就斗(桐生第一)

 

 

桐生第一と前橋育英のプリンスリーグ関東「上州ダービー」は、死闘の末に2−2のドローで終わった。(Gマガ・伊藤寿学)

 

今年プリンスへ昇格した桐生第一と、昨年プリンス優勝で全国選手権優勝の前橋育英との対戦は、互いの意地がぶつかり合う好ゲームとなった。あずまサッカースタジアムのスタンドは約500人の観客で満席、入れなかった高校サッカーファンはピッチサイドのネット越しでの観戦となった。

 

桐生第一、前橋育英ともに世代屈指のタレントが揃うゲームには、浦和、FC東京、新潟、山形などのJリーグスカウトや大学関係者らが集結、“ターゲット”となる選手のプレーに目を光らせた。

 

桐生第一は、プロ注目の快速FW若月大和(2年)をトップに配置する4−1−4−1のシステム。若月は序盤、スピードに乗ったドリブルでゴールに迫り、スタンドを沸かせた。

 

前橋育英は、Jスカウトが熱い眼差しを送る大型FW榎本樹と、快速アタッカー室井彗佑の2トップに置く伝統の4−4−2。左サイド森隼平、ボランチ秋山裕紀、GK山口瞬ら世代屈指のプレーヤーが名を連ねた。

 

序盤は、互いに手の内を探る慎重な立ち上がり。桐生第一は、右MF松下駿也、左MF田代裕紀の両ウイングがサイドをえぐり、トップの若月へボールを配球。育英は、桐生第一の攻撃を最終ラインで食い止めて、中盤でしっかりとゲームを作っていく。サイドの主導権争いがゲームのポイントとなったが、双方ともに決定打を放つことができず時間が進んでいく。

 

均衡が破れたのは前半32分だった。育英は左サイドFKを得ると、MF須田晃輝が右足でゴール前へ絶妙なキック。ゴール前で競り合った室井の背後に潜り込んだ森が、左足を伸ばして先制のゴールを奪う。「良いボールが来たので合わせるだけだった」(森)。

 

 

主導権を握った育英は前半41分、左SB上野詩音のクロスを榎本が渾身のヘッドでゴールマウスに叩き込んで追加点、2−0で前半を折り返す。「前半は良い時間帯に点が入って、良い流れで終えることができた」(榎本)。

 

 

後半の立ち上がり、育英がゴール前でラッシュをみせるが、桐生第一が決死のブロック。すると、ゲームの流れは桐生第一に傾いていく。後半9分、松下のクロスに若月が飛び込みチャンスを作ると後半16分には田代裕紀が左45度からミドルを打ち込むが、GK山口がパンチでかきだす。

 

2−0で育英リードのまま進んだゲームは、一進一退の攻防をみせながら終盤へ。後半35分、育英はFWGKと一対一となるチャンスを迎えたが、GK杉浦駿介が決死のブロックで追加点を阻止。両チームが球際で激しくぶつかり合いながら佳境へ向かう。

 

後半40分、桐生第一はゴール前の混戦でDF中野就斗が背後からのプレスで奪取、横に流れたボールを梅林幹が蹴り込んで1点を返す。「なかなか点が取れなかったので、なんとかしたかった。こぼれ球を狙っていて、いい場所に流れてきた」(梅林)。

 

 

1点によって勢いづいた桐生第一は、後半43分、右サイドのFKに中野が合わせて同点ゴール。「練習から狙っていたプレー。スペースがあるのは分かっていたので、そこに走って足で合わせた」(中野)。上州のライバル同士の対戦は、桐生第一が残り5分で、2点を返して執念でドローに持ち込んだ。

 

 

育英・山田耕介監督は「2点をリードしたが、後半に押されてしまった。プリンスは2連敗スタートだったので、開幕5戦で2勝1分2敗を“良し”としなければいけない。ここから巻き返したい」と言葉少なく会場をあとにした。

 

桐生第一・田野豪一監督は「うちは終盤に自信があるので、絶対に追いつけると思っていた。前半0−2だったが、あきらめずに戦ってくれた結果がドローとなった。このチームのポテンシャルは高いので、年間を通じて成長させたい」と語った。

 

両チームは、プリンス後期の15節(10月7日)に再び対戦する。

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