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【無料記事】ザスパチャレンジャーズレポート 関東リーグ昇格へ、トップチームとの「ダブル昇格」を目指して挑む関東社会人大会

ザスパチャレンジャーズレポート

関東リーグ昇格へ

トップチームとの「ダブル昇格」を目指して挑む関東社会人大会

 

 

 

11試合30得点のエース操の活躍が鍵!

5回目の関東昇格戦に挑むチャレンジャーズ

 

チャレンジャーズの悲願である「関東昇格」を懸けた戦いが11月2日に幕開けとなる。16チームのトーナメントで、優勝・準優勝チームに関東2部昇格の可能性がある。

 

2015年の初出場から、5年連続5回目の出場となる関東社会人サッカー大会だが、今年は過去4度の大会を含めて、最も少ない13選手(選手登録している木村直樹監督、後藤聡志コーチは除く)で挑むこととなる。これは出場16チーム中で最も少ないメンバー数であり、一見すれば「選手層の薄さ」を指摘される部分でもあるだろう。

 

だが、今年のチャレンジャーズは昨年とは大きく違う。昨年はチームの形がなかなか構築できず、エースの操将真も「得点を奪う」という役割の前に、攻撃の起点になることを優先せざるを得ない状況であったため、自分の良さを最後まで出せないまま終わってしまっていた。

 

しかし今シーズン、最前線で体を張れる清水大士の加入もあり、操はストライカーとしての役目に覚醒。県リーグ公式戦11試合で30得点という、驚異的なペースでゴールを量産し、優勝の原動力となった。

 

そしてもう一つ、昨年は最後まで誰を起用するか迷ったCBのポジションだが、本来はアタッカーである仙葉秀一が成長したことは大きなプラスとなった。上背が170センチ台と小柄であるが、スピードとカバーリングセンスの良さで、相手FWとうまく対峙出来るようになり、コンビを組む西野虎太郎も『あそこまで守備のセンスがあると思わなかったですし、とても組みやすいパートナーです』と評するほどに成長。また木村監督も『ゾノ(有薗真吾、現・奈良クラブ)みたいに頭のいいDFになってきた』と話している。

 

また、少人数だからこその「チームワーク」も強みだ。ギリギリの人数の中で、日々の練習では10人以下でトレーニングをする時もあった。それでも操や大澤靖信らがしっかりチームをまとめながら「今年こそ勝とう!」とチームを鼓舞し続けてきた。彼らは年齢的にも「これがラストチャンス」と考えているし、「関東昇格」という結果を出せなければ自身のトップチーム昇格も果たせないと自覚している。操、大澤の「頼れる兄」の存在が、若い選手たちにも伝わり、チームワークの部分では過去最高とも言えるチームに仕上がった。

 

そして112日、栃木県の栃木県総合運動公園サッカー場で行われる1回戦に挑むことになるのだが、その相手はチャレンジャーズと縁の深いチームとなる。相手は埼玉県4位の大成シティフットボールクラブ坂戸だが、熊谷哲平監督はザスパの前身・リエゾン草津で木村監督と一緒にプレーした仲間でもあるのだ。また、チャレンジャーズが初めて天皇杯に出場した(2013年)年に、主力選手として活躍したGK長谷直輝、DF小西達也がこのチームの主力であり、さらに今年8月までチャレンジャーズに在籍していた根岸勇人も在籍している。

 

そんな縁もあり、毎年トレーニングマッチで対戦するなど、お互いに手の内を知り尽くす相手であるが、木村監督も選手たちも「相手の出方を考えるのではなく、リラックスして平常心でやるだけです」と力強く応えてくれた。そして31日、大会前最後の練習が長野原で行われたが、軽い調整とセットプレーの確認、PK戦の準備を行い、あとは本番を迎えるだけとなった。

 

トップチームとの「ダブル昇格」を実現するためにも、チャレンジャーズの「絶対に負けられない戦い」が112日から始まる。

 

 

試合情報

53回関東社会人サッカー大会1回戦

112日 13:30KO

@栃木県総合運動公園サッカー場Cコート

vs 大成シティフットボールクラブ坂戸

 

 

(2019.11.01)

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