群馬サッカーNEWS Gマガ

無料記事【Gマガ】チャレンジャーズ、7月11日、関東リーグ開幕! 湯の街旋風を巻き起こせ!

【Gマガ】チャレンジャーズ、7月11日、関東リーグ開幕!

湯の街旋風を巻き起こせ!

 

昨季、関東2部リーグ昇格。新たな戦いの始まり

 

 

 

 

温泉街にコロナ禍直撃、サッカーも仕事も“自粛”

 

7月11日、チャレンジャーズが関東リーグ2部開幕戦を迎える。

 

本来は45日に開幕戦を迎えるはずだった。しかし、コロナ禍で前期リーグが中止となった。サッカー界だけの話ではなく、日本全体がコロナウイルス感染防止対策としての自粛生活を余儀なくされ、この先どうなっていくのかが見えなくなった中で、選手たちはもどかしい時間を過ごすことになった。だが、開幕延期はチャレンジャーズにとっては決してマイナスではなかった。

 

チャレンジャーズは、今季始動直後の1月にトップチームとトレーニングマッチを行った。主力組同士の対戦となった1本目では良い内容を見せた。このときは、選手たちに『結果を出してトップ昇格へアピールする』という強いモチベーションがあったからこそで、そこから先の日々は試行錯誤を続けていくこととなる。

 

2月以降、チャレンジャーズのチーム強化は遅れた。昨年からの継続選手である韓国籍の金盛煥(キム・ソンファン)は、就労ビザ取得に時間がかかり、来日は早くとも3月末となった。また、肩の手術に踏み切った田沼和樹の復帰は6月という状況で、仙葉秀一と荻谷嵩人はケガのためコンディション調整が遅れた。さらにチームの柱となるエースの操将真、キャプテンの大澤靖信、そして新加入ながらも経験豊富な高松琢人の3人は、頻繁にトップチームの練習試合に招聘されたこともあり、チャレンジャーズチーム自体の基本的な戦術共有に時間を費やしてしまった。

 

2月以降の練習試合は、結果だけではなく内容自体も乏しいものであった。トップの練習に参加していた操、大澤、高松の3人のトップ昇格の可能性が一旦なくなり、チャレンジャーズの活動に専念したことが、チームにプラス効果をもたらしていく。

 

4月、コロナ禍でチャレンジャーズも活動停止

 

だが4月に入って、トップチーム同様にチャレンジャーズも活動停止が決まり、先の見えない日々が始まってしまった。彼らはプロではないため、日々の生活のため、サッカーと仕事を両立しなければならないのだが、仕事面で観光客減少の影響を受けた選手もおり、プロ選手とは違う形で思い悩む時間も増えてしまった。また、コロナ禍による渡航禁止措置は、キム・ソンファンの来日を遅らせることになった。

 

しかし、冒頭にも記したように遅れを取っていたチャレンジャーズにとって、延期は救いの時間でもあった。選手間の理解を深める時間にもなったし、ケガで出遅れている選手にとっては貴重なリカバリー期間にもなった。

 

 

そして後期リーグ開幕が711日に決まり、チームは開幕戦へ向けて準備を続けてきた。試合会場となる本白根第三(第四)グラウンドには、更衣室もシャワー室もないが、これらをカバーするために、草津町内施設を利用することが決まった。街も同様に開幕に向けて準備を続けてきたのである。

 

この試合は無観客試合として行われるが、チャレンジャーズの選手たちは、サポーターのためだけではなく、試合開催に尽力してくれた草津町のためにも戦う。関東リーグに、再び「湯の街旋風」を巻き起こす戦いが、いま始まる。

 

 

試合情報

関東サッカーリーグ2部 後期第1節

ザスパ草津チャレンジャーズvs 横浜猛蹴

7月11日(土) 14:30キックオフ

会場:本白根第四グラウンド 

※試合は無観客で開催。

 

 

(2020.07.10)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ