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無料記事【結果】関東サッカーリーグ2部後期第3節 ザスパ草津チャレンジャーズ対さいたまSC 4ゴール快勝!!関東初勝利

【結果】関東サッカーリーグ2部後期第3節

ザスパ草津チャレンジャーズ対さいたまSC

4ゴール快勝!!関東初勝利!!

 

 

 

 

【結果】

チャレ 4−1 さいたまSC

前半(1−0)

後半(3−1)

 

【得点】

7分:高橋優人(チャレ)

48分:清水大士(チャレ)

84分:吹田諒(チャレ)

85分:藤井惇(チャレ)

90+2分:貴島亮(さいたま)

 

【スタメン】

GK32 後藤聡志

DF6 関口蓮

DF8 吉原隼加

DF2 仙葉秀一

DF9 高橋優人

MF22 大澤靖信

MF25 高松琢人

MF23 吹田諒

MF20 藤井惇

FW10 操将真

FW28 清水大士

 

【控え】

GK24 岩﨑勇希

DF15 小寺薫

DF16 末田翔

DF30 木村直樹

MF7 荻谷嵩人

FW18 渡辺悠太

MF19 畠山友志

 

【交代】

90分:吉原隼加→荻谷嵩人

902分:後藤聡志→岩﨑勇希

904分:操将真→渡辺悠太

 

 

 

 

【戦評】

全国社会人サッカー大会関東予選が中止となったこともあり、1カ月ぶりの公式戦となったチャレンジャーズ。そして中断前の試合(後期第2節)の完敗から「どう変わったのか?」がポイントだったこの試合で、彼らは最高の結果を出した。

 

木村直樹監督は「戦術理解を高めることも大事ですが、何より得点が奪えていなかった。とにかく『アグレッシブに、より攻撃的に行こう!』ということを徹底させてきました』と試合前に話してくれていたが、その言葉に嘘偽りはなかった。過去2試合とは全く違うアグレッシブなチャレンジャーズが、ザスパの聖地・本白根第三グラウンドで序盤から躍動した。

 

このゲームでは、コンディション不良で戦列を離れていた操将真と高松琢人が復帰した。ボランチとしての能力も高い藤井惇を1列前に上げ、前から守備と攻撃のアクセントになることを期待すると同時に、本来FWの高橋優人を4バックの右に配置するという、思い切ったコンバートを敢行して挑んだこの試合。キックオフ直後から高橋が狙い通り右サイドを駆け上がり、いきなりチャンスを演出していく。そして前半7分、その高橋がCKのこぼれ球を右足で詰め、チームとしても自身としても関東リーグ初ゴールを記録した。

 

この先制点で、勢いに乗ったチャレンジャーズは、操、清水の2トップが積極的に高い位置からプレスをかけ続けて相手ラインを下げさせると、空いたスペースにボランチの高松、大澤が入り込み、3、4人が連動する魅力的な攻撃的サッカーを展開。前半25分には、左サイドからカットインして吹田がゴールを狙うも、ここは相手GKのファインセーブもあり追加点は奪えなかったものの、ほぼピンチもない理想的な形で前半を折り返す。

 

そしてチャレキックオフで始まった後半だが、開始早々の後半3分、藤井からの縦パスを受けた清水が落ち着いて流し込み貴重な追加点を奪い、後半も主導権をしっかり握りながらゲームをコントロールしていった。しかし、試合序盤からハイペースで動いてきたツケも試合終盤に顔を出すようになり、カウンターからピンチを招く場面も出始めたが、関東リーグで最も小さなCBコンビである仙葉秀一と吉原隼加が、自慢の速さとカバーリングの良さでしっかり対応した。

 

すると後半39分、ショートカウンターから藤井が抜け出し前線の吹田に繋ぐと、ここでダイレクトのループショット。技ありの一撃が決まり、湧き上がるチャレは直後の後半40分にも、吹田の崩しから操につなぎ、最後はゴール前でフリーとなった藤井がしっかり決め、ダメ押しの4点目を奪った。

 

これで試合の行方は完全に決したが、90分を迎えたところでCBの吉原が負傷し、交代を余儀なくされると最終ラインが最後の最後で混乱。ここで与えなくても良いPKを献上してしまい、痛恨の失点を喫してしまう。初の完封勝利こそお預けとなってしまったが、攻撃面では文句なしの内容で、記念すべき関東初勝利を奪い取った。

 

試合後、木村監督は、自身が選手たちに求めた「攻撃的な姿勢」を打ち出せたことに満足した表情をみせた。指揮官は「ショウマ(操)とタクト(高松)が戻ってきてくれたことが大きかったです」と話したが、ボールを収めることに長けている操が前に戻ってきたことにより、「繋ぐとき」と「蹴り込むとき」のメリハリが出せるようになった。同時に、操と2トップを組む清水は、操の存在によって最初から飛ばしてプレスを掛けにいけた。また、経験も豊富な高松も、的確なコーチングでチームをうまくコントロールしてみせた。

 

チームの精神的な柱となる操と、経験豊富な「お兄さん」である高松の復帰があったからこそ、攻撃的なチームスタイルを体現できた。それと同時に2人の復帰で先発から外れた渡辺悠太と荻谷嵩人に、これまで以上の競争意識が見えたことも、チームをより成長させるきっかけにもなるはずだ。

 

最高の形でリーグ戦再開を迎えたチャレだが、この後は8月23日(日曜日)の天皇杯予選決勝(tonan前橋戦)を挟んで毎週の7連戦となる。天皇杯初戦(千葉県代表、8/26決定)は916日予定(水)で、ここで勝利すれば翌週の23日が2回戦となるが、その間の毎週日曜日にもリーグ公式戦があるため、勝てば勝つほど過密日程にもなっていく。しかし、選手たちにとっては、目標であるトップチーム昇格のためには貴重な実戦機会の場。まずは天皇杯予選で勝ち、経験値を高める「権利」を勝ち取りたいところだ。

 

 

次戦情報

第25回群馬県サッカー協会長杯サッカー大会決勝戦

tonan前橋vs ザスパ草津チャレンジャーズ

823日(日) 10:00キックオフ

会場:NTT図南スーパーグランド

※試合は無観客で開催となります

 

 

(2020.08.21)

 

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