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無料掲載【結果】関東サッカーリーグ2部後期第7節 tonan前橋対ザスパ草津チャレンジャーズ

【結果】関東サッカーリーグ2部後期第7節

tonan前橋対ザスパ草津チャレンジャーズ

 

天皇杯予選決勝の借りを返す見事な逆転勝利!

値千金の勝点3で昇格争いに望み

 

 

【結果】

tonan 1−2 チャレ

前半(1−0)

後半(0−2)

 

【得点】

7分:遠藤佑真(tonan

60分:藤井惇(チャレ)

74分:高橋優人(チャレ)

 

【スタメン】

GK24 岩﨑勇希

DF9 高橋優人

DF8 吉原隼加

DF2 仙葉秀一

DF6 関口蓮

MF22 大澤靖信

MF25 高松琢人

MF23 吹田諒

MF20 藤井惇

FW10 操将真

FW28 清水大士

 

【控え】

GK32 後藤聡志

DF5 田沼和樹

DF16 末田翔

DF30 木村直樹

MF7 荻谷嵩人

FW18 渡辺悠太

MF19 畠山友志

 

【交代】

90+2分:吹田諒→田沼和樹

 

 

【戦評】(無観客試合のため映像でのレポートです)

 

重い空気を変えたコーチの言葉

 

前節のアイデンティみらい戦、試合終了のホイッスルとともにピッチに崩れ落ちてしまった選手もいたが、その心境もわからないではない。自分たちのペースで試合を進めていながら結果的にゴールを奪えず、またも「勝点2を失う」試合をしてしまったのだから。

 

確かに失望感、喪失感で覆われていたチームだったが、試合後の木村直樹監督の言葉のあとに続いた後藤聡志コーチの『みんなさ、天皇杯予選決勝のあと泣いただろ? あの時の悔しさを忘れていないだろ?』という言葉に、沈んでいたチームの空気が一気に変わるのだった。

 

トップチーム昇格という個人目標とは別に、チームとして「天皇杯出場」「関東1部昇格」という2つの目標を設定していたチャレ。だが、一つ目の目標であった天皇杯出場はtonanに阻まれた。今回の後期7節tonan戦でも敗れれば、その時点で1部昇格への望みが完全に断たれてしまうことになる。

 

後藤コーチのこの言葉を聴いた瞬間から、チームは完全に気持ちが切り替わった。そして今シーズン、CBとして完全に覚醒した仙葉秀一は「サッカーでの悔しさは、サッカーでしか返せない」と強く心に誓いながら、この大事な試合に向けて準備をしてきたのだった。

 

今年2度目のtonan戦

 

そして迎えたチャレにとっての大一番。今度こそキッチリ90分でケリを着けると意気込んで前橋に乗り込んだはずだったが、試合まさかの苦しい展開となってしまう。序盤からペースを握ったのはtonan。ボールをサイドに散らしながらチャレ陣内に攻め込み、左サイドでの連携からチャンスをつかみ、開始7分という早い時間帯で先制点を奪っていく。

 

このままで終われないチャレは、エンドの変わった後半、一気に逆襲に転じる。前半はなかなか前に出られなかった高橋、関口の両サイドバックの攻撃参加が増えると、2列目の追い越しも増え、試合の流れを徐々に自分たちの方に手繰り寄せていく。そして後半15分、左サイドバックの高橋が相手ゴール前まで迫って中に折り返すと、これを藤井が見事に詰めてついに同点に追いつく。チャレは、このゴールで完全に流れを掴んでいく。

 

しかし、ここまでの6試合の中で「ここで(点を)取らないと」という時間帯をことごとく逃してしまい、その結果として勝点を伸ばしきれずにいた。だからこそ残り30分が本当の勝負であったのだが、チャレは成長した姿を見せつけてくれる。後半29分、セットプレーのチャンスを立て続けにつかみ、その流れの中のCKのチャンスでゴール前の混戦になったところを、高橋が泥臭く蹴り込み、ついにチャレがゲームをひっくり返す。

 

残り時間はアディショナルタイムも含め、約20分近くある。まだまだ一波乱起きてもおかしくない時間でもあった。たが、この日のチャレは気持ちの部分でまったく負けていなかった。高さはないが自慢の速さで相手を封じる仙葉・吉原のCBコンビが危ないシーンを事前に察知し、その芽を素早く摘み取っていく。

 

 

そして試合は90分を迎え、アディショナルタイムを残すだけとなったところで、ベンチはアタッカーの吹田を下げ、CBもこなせる田沼を投入し、明確に「逃げ切れ」という意図をチームに与える。最後に投入された田沼も自分の役割をしっかり果たし、相手の攻撃をサイドに押し戻すうまいディフェンスを見せ、ピンチを凌ぎ切りタイムアップ。見事に天皇杯予選決勝の借りを返すと同時に、関東1部昇格の可能性を残すことにも成功した。

 

 

混沌とする2位争い。1部昇格の行方は?

 

さて話を関東1部リーグへの昇格争いに移すが、上位2チームが1部昇格となる。勝点17、得失点差+12で首位を独走する桐蔭横浜大学FCの1部昇格はほぼ当確と言える状況であり、現在は”残り1枠”となる2位争いが熾烈な状況になっている。

 

2位以下の順位だが、2位エスペランサ(勝点12、得失点差+2)、3位tonan(勝点11、得失点差+9)、4位横浜猛蹴(勝点11、得失点差+2)となっており、チャレは2勝3分2敗(勝点9、得失点差+2)で5位に付けている。

 

次節だが、「桐蔭横浜大学FC(1位)vs tonan前橋(3位)」、「チャレ(5位)vs エスペランサ(2位)」という昇格を争うチーム同士の上位直接対決が組まれているのだ。1部昇格を目指すチャレにとって、絶対に負けられない戦いが続くことになるが、1位桐蔭横浜大学FCと4位の横浜猛蹴(後期8節はさいたまSCと対戦)の結果次第では、2位に躍り出る可能性もある(※なお、桐蔭横浜大学FCが勝利した場合、その時点で優勝=1部昇格=決定となる)。

 

チャレは、昇格の可能性こそ残しているが、あくまでも「他力本願」であることに違いはない。だがいま一番大事なのは、昇格出来る/出来ないにせよ、残された2試合をしっかり戦い、tonan戦を含めて3連勝という結果で今シーズンのリーグ戦を終えることではないだろうか?

 

コロナの影響もありチーム作りがうまく進まず、リーグ戦が始まっても上手くいかない試合の連続だった。勝ち続けてこそ、初めて「昇格」という吉報(奇跡)を待つことが出来るもの。だが奇跡というものは、「待つ」ものではなく「起こす」ものでもある。さあ残り2戦、奇跡が起こるのを楽しみに待とう!

 

 

次戦情報

関東サッカーリーグ2部後期第8節

ザスパ草津チャレンジャーズvs エスペランサSC

9月27日(日) 正午キックオフ

会場:本白根第3グラウンド

※試合は無観客で開催となります

 

 

(2020.09.25)

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