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無料記事【Gマガ】ザスパチャレンジャーズ2021リポート レギュラーが残留し7選手が加入

無料記事【Gマガ】ザスパチャレンジャーズ2021リポート

 

 

2021年、選手層の薄さを打破したいチャレンジャーズ

昨年のベースを活かし、いざ2年目の関東リーグへ

レギュラーが残留し7選手が加入

 

 

 

 

関東リーグ2部1年目は7位(10チーム)

 

コロナ禍という、普段とは違う状況の中で「関東リーグ初年度」を10チーム中7位(2勝3分4敗、得点10、失点10)という成績で終えたチャレンジャーズ。結果的には、シーズン当初に掲げた「天皇杯出場、関東リーグ1部昇格」という目標に対しては、どれも未達で終わってしまった。

 

2020年の結果を、もう一度整理し直した上で、良かった点、悪かった点、今後の課題などを検証しつつ、2021年のチャレンジャーズを考えていきたい。

 

まず昨シーズンのチーム発足時だが「大丈夫か?」と思ってしまうぐらい、チームの状況は良くなかった。トレーニングマッチの内容にしても「これで関東リーグが戦えるのか?」という状態だった。

 

 

仮にだが、もしコロナ中断がなく、3月末から天皇杯予選が始まり、4月にリーグ戦が開幕していれば、間違いなく最悪なスタートとなっていただろう。だがしかし、3月末の緊急事態宣言を受けて活動停止となったことが、不幸中の幸いにもなった。木村直樹監督も『コロナの件があって、正直ほっとしました。あの時期があって、開幕が延期されたことによって、チームの足りない部分を補える貴重な時間になりました』と話したが、開幕が伸びたからこそ、なんとか調整が間に合ったのだった。

 

昨季は藤井惇がリーグベストイレブン選出

 

リーグ戦の全9試合を通じて振り返ってみると、内容的には勝ち負けを抜きにして「十分に戦えていた」という印象は与えたと言えるだろう。守備を重視し攻撃ではロングボール主体というチームが多い中で、チャレンジャーズは最終ラインからショートパスを繋いでビルドアップし、サイドの連携からチャンスを生み出す攻撃で、どの試合でも主導権を握っていた。7位という順位であったものの、藤井惇がベストイレブンに選ばれるなど、その方向性は関東サッカーリーグ内でも一定の評価を受けたのである。

 

しかし、内容がよければ勝てるのか?という話ではない。コロナ禍でのリーグは選手交代が6人まで認められた。どのチームも交代枠を有効に使い、体力面で落ちてくる時間帯をうまくリカバリーしていたのだが、選手層の薄いチャレンジャーズはその部分で他クラブと大きな隔たりがあった。リーグ戦においてプレーした選手は最少の15選手。この現実こそが、チャレンジャーズの最大の弱点でもあった。

 

 

先発11人のレベルは高いのだが、選手交代することで状況を「プラス」に転じることができなない事実、そして選手層の薄さゆえに、パターンB、パターンCという打開策を用意できなかった。そして試合を重ねるごとに戦術も研究され、勝ちきれない試合が続いてしまった。

 

レギュラーほぼ全員が残留し7選手を補強

 

(セレクションで選手を見出す木村監督)

 

そこから考えれば、2021年の課題は「選手層を厚くする」ということが、まず一番に挙げられるだろう。その点については、幸いなことに13人の選手が残留してくれたこと、そして昨シーズンのレギュラーがほぼ残ってくれたこともあり、チームのベースをそのまま活かすことができるため、チーム作りでの不安は昨年ほどない。

 

 

その上で、7人の新戦力も加入し、昨年を上回る20人の選手でスタートする。その新戦力の中には、他の地域リーグなどを経験した選手、そして名門高校サッカー部出身者などもいる。昨年以上に期待ができると同時に、追加補強の可能性もあるため、総合力という部分でも昨年以上の期待ができる。

 

チャレンジャーズの選手獲得も大きく変わってきた。例年のセレクションはトップとの合同開催であったが、ここ2年間はチャレ単独開催ということが影響したのか、受験者数は驚くほど少ない。そんな厳しい現実があったからこそ「待っているだけではダメ」「自分たちから動く」という発想となり、木村監督らは他クラブが主催する合同セレクションの視察を実施、今年もこれらのセレクションから数名の選手を見出してきた。

 

 

昨年同様、コロナ禍という難しい状況でシーズンを迎えるが、間違いなく昨年よりも良いチーム状況でスタートとなっている。今年は「積み重ね」と「結果」が求められる大事なシーズンとなる。あくまでもチームの目標は1部昇格ではあるが、今年は降格レギュレーションが復活すると同時に、4チームが都道府県リーグ降格となる可能性もあるため(※)、安全圏に入るには最低でも6位フィニッシュが求められる。1部昇格という目標を持つことも大事だが、残留のために6位死守のクリアが大事な部分になってくることも忘れてはいけない。

 

チャレンジャーズは、今後、トップチームとの練習試合が組まれている。トップチームは、コロナ禍で他エリアの練習試合が難しいためチャレンジャーズとの接点が増えそうだ。チャレンジャーズの若き選手たちは、トップ昇格のチャンスを狙いながら、関東リーグへ備えていくことになる。

 

 

※今年は関東1部が12チーム、2部が10チームで行われる。2022シーズンに1部、2部を10  チーム体制に戻すため、111位、12位は2部降格、29位、10位は都道府県リーグ降格となる。関東1部からJFL昇格クラブが出た場合には、降格チーム数に変動もある。また、1部の9位、10位クラブ、2部の7位、8位クラブが自動降格(この場合は、21位、2位が1部へ、関東社会人優勝、準優勝が2部参入)となるのか、当該クラブ同士の入替戦開催となるのかのレギュレーションに関してはまだ未定である。

 

 

(2021.01.28)

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