HAMABLUE PRESS

斉藤光毅『幹になる!』……連載コラム第1回

横浜FCのアカデミーで育ち、16歳で公式戦デビュー。17歳でプロ契約し、2019シーズンのJ1昇格に貢献。そして20シーズン終了後に19歳でベルギーのロンメルSKへと旅立った斉藤光毅選手。横浜FCサポーターにとっては息子のような存在であり、先日、彼がずっとプレーしてきた、アカデミーが使用するグラウンドの人工芝が張り替えられましたが、「彼のように世界に羽ばたく選手が今後もこのグラウンドから多く誕生するように」という願いを込め、クラブは『KOKI SAITO FIELD』と命名しました。

しかし斉藤光毅選手に関する報道量は、ベルギー2部リーグというカテゴリーもあって、決して多くはありません。昨年の12月初めに怪我してしまったこともあり、気にしていながらも、なかなか近況が分からずヤキモキしている光毅ファン・サポーターの方も多いのではないでしょうか。そこでハマプレでは、斉藤光毅選手の代理人およびマネジメント事務所である<グロボル・フットビズ・コンサルティング>の現地スタッフ様のご協力の下、近況レポートという形で光毅ファン・サポーターの皆様にコラムをお届けすることにいたします。

当面、現地のシーズン中は月一回の連載。オフシーズンには帰国の際にインタビュー企画なども考えています。好調なシーズンのスタートを切った横浜FCとともに、斉藤光毅選手の活躍も応援していきましょう!

 

日本の皆さん、お久しぶりです! 僕はベルギーで元気にやっています!
ここ最近は怪我でリハビリが続いていましたが、やっと復帰したのでこれからまた頑張って活躍します!
今月から、僕を育ててくれた横浜FCの応援メディアで、僕の近況を伝えるコラムを連載することになりました!!
皆さんに活躍を伝えられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

斉藤 光毅

 

ロンメルSKのユニフォーム。斉藤光毅は9番を背負う

 

▼開幕戦ゴールで今季スタート!

ハマプレをご覧の皆さん、こんにちは。<グロボル・フットビズ・コンサルティング>現地スタッフの中居と申します。ロンメルSKでサッカーに専念している光毅に代わって、日々進化していく斉藤光毅の“いま”をお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします!

光毅は昨シーズンの冬にベルギーに来ましたが、シーズン途中の移籍というのはやはり難しいもので、移籍してからの半年間はノーゴール1アシストと目に見える結果を残すことはできませんでした。チーム状況に加え、新しいチームの戦術や言葉も違う中で光毅が移籍後すぐにアピールするのは難しかったと思います。

オフは日本にも帰国していたのですが、光毅にとっては「半年間を振り返って、何がダメだったのか、何が必要なのかをしっかり分析して整理する時間になった」そうです。日本で家族や友達はもちろん、横浜FCの人たちにも会えたことで、ベルギーに戻ってきたときはしっかりリフレッシュしていたように見えたので、今シーズンはいけるんじゃないかという予感はありました。

もちろん「今年こそ絶対活躍する!」と光毅自身も語っていたように、今シーズンにかける意気込みは強く、しっかり調整してコンディションを上げていました。それを証明するかのように、8/15のヴァースラント・ベフェレンとの開幕戦、先発出場した光毅は前半5分にいきなりベルギーでの初ゴールを見事なボレーで叩き込みました。残念ながらチームは2-3で負けてしまいましたが、「やりました!」と興奮して報告してきた光毅の顔は忘れられません。本当に嬉しかったんだと思います。

 

続く8/22、第2節のロイヤル・エクセル・ムクスロン戦では、35分にペナルティーエリア内でドリブルを倒されて得たPKを自ら決めて、これが決勝点となりチームを今季初勝利に導きました。

 

その後も先発出場を続け、9/15のベルギーカップ、Kディーゲム・スポルト戦でも78分に2-4勝利となるダメ押し弾でカップ戦初ゴール。さらに10/17の第8節、3-0で勝利したロイヤル・エクセル・ムクスロン戦で今季リーグ戦3ゴール目を決めました。

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