HAMABLUE PRESS

浅野有香コラム『シーガルズPRESS』(仮) 第1回「10年目、初めて男子と……」

横浜FCを愛する皆さんへ。今回から、クラブのイベントの司会やDAZNリポーターとしておなじみの浅野有香さんに、クラブの女子チームであるニッパツ横浜FCシーガルズのコラムを執筆していただくことになりました。浅野さんは2013年に横浜FCシーガルズが発足して以来、スタジアムでのアナウンスやイヤーブックの原稿を担当するなど、その歩みをずっと見続けてこられました。もちろんトップチームとの関わりも深く、男子と女子の架け橋となるようなコラムになっていくと期待しています。J1を目指して好調なスタートを切った男子とともに、女子の最高峰であるWEリーグを目指すシーガルズも応援していきましょう!

(※注:写真のキャプションについては浅野さんでなく編集部が担当しております)

 

▼シーガルズ10年目、初めて男子と……

3月4日、久しぶりに訪れた西谷の練習場。数日前にクラブから届いた案内を見たとき、「この瞬間は絶対に立ち会いたい!」という強い衝動に駆られました。入っていたすべての予定を調整し、迷うことなく西谷へ向かいました。

青空の下の取材は2019シーズン以来。厳密に言えば、西谷には配信で行われた2021シーズン新体制発表記者会見の司会をさせていただいたときにお邪魔しているので1年ぶりですが、こうやって選手たちがピッチに出ているのを見るのが2年ぶりだなんて……。時の流れの早さを感じつつ、未だコロナ禍にあることにもどかしさを覚え、みんなの『いつもの日常』が早く戻ってきてほしいと願わずにいられません。

さて、この日の西谷で何が行われたかというと……

写真提供/横浜FC

 

横浜FCトップチームとニッパツ横浜FCシーガルズの男女合同集合写真撮影です!

この企画は、横浜FCトップチームとニッパツ横浜FCシーガルズに、サッカースクールに加えて女子のアカデミーも開講することから、「男女ともにサッカーをプレーする環境があることを多くの人に知ってもらうこと」、また「クラブとして男女共同参画社会の推進に貢献すること」を目的として実施され、男女合わせた50人以上での集合写真の撮影風景が私たち報道陣にも公開されました。

『横須賀シーガルズ』を母体として2013年に発足した『横浜FCシーガルズ』は、神奈川県1部リーグから少しずつ階段を上りながら、昨シーズンからその戦いの場をなでしこリーグ1部に移しました。シーガルズ10年目となる今シーズン、この企画は、以前トップチームでマネージャーを務めていた佐野哲教さんが、数年前からシーガルズのGMに就任されたことがキッカケの一つでもあったはずです。

GM就任当時、佐野さんが「僕がシーガルズに来たからには、トップチームとのそういったこともやっていきたいんですよね」と、今回の企画を話されていたことを今でも鮮明に覚えています。コロナ禍もあり、就任されてから数年越しでの実現となりましたが、その光景をそっと見つめる佐野GMにはきっといろんな想いがおありだったのではないでしょうか。

西谷に到着しグラウンドに向かうと、既にシーガルズの選手たちの集合写真の撮影が行われていました。何より驚いたのは、その撮影に携わっているスタッフの方の数の多さ! その光景を見ただけで、「シーガルズにこんなにも多くの人が携わっているなんて……」と、もぅ胸熱でウルウルしてしまいました。これまでホームゲームのベンチ前での集合写真の撮影も、彼女たちの写真を撮影しているのは広報さんとあと1人くらい……というのが日常だったので、目の前の光景は感激で涙があふれそうでした。

シーガルズのみの撮影風景。トップチームはまだ来てなくても大勢のスタッフが撮影を進めていました

 

その後、トップチームの選手が登場。男子と女子から4名ずつ選手が選ばれ、一緒にボール回しを行うことに。ちなみにフェリペ・ヴィゼウ選手は自ら立候補したそうです。

「あ、どうも初めまして……」と、合コンのような顔合わせ。女子は左から蔵田あかり、宮下七海、吉田凪沙、小林ひなた選手。男子の参加者は六反パパ勇治、岩武克弥、フェリペ・ヴィゼウ、中塩大貴

 

最初は和気あいあいと緩い感じ。「僕、めっちゃ口角上がってましたから(笑)」と中塩も言ってましたが……

 

そこはやっぱりサッカー選手。プレーが次第に熱を帯びていきます

 

ヒートアップする六反パパとヴィゼウに苦笑いする女子の図。ともかく交流を楽しんだようです

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