長谷川竜也「自分たちでボールを握って攻める時間を増やせればチャンスを作れる」。手塚康平「岩手戦でハイネルや功佑が良いプレーをしていたのが刺激になった」……5/27 練習レポート
5/27(金)。朝から雨が降り続き、加えて強風。弱く降ったり強く降ったりをくり返した。10時に練習場に着くとトレーニングウェアを着た選手たちがグラウンドの入り口で雨宿りしていた。「あれ? 今日はもうミーティング終わったのか?」と思ったら、練習参加するユースの選手たちだった。
ミーティングを終えてトップの選手たちが登場し、練習前の円陣では四方田修平監督から前節・岩手戦の最後の失点について再び注意を促す言葉があった。中3日の連戦とあって、この日も岩手戦に先発したメンバーは軽い調整。大雨の中、ボール回しが終わるとランニングに移り、サウロ・ミネイロとガブリエウは滑るピッチにスライディングして派手に水しぶきを上げて楽しんでいた。
岩手戦に先発しなかった組は、最後の崩しからのシュート練習を行なった。パス&コントロールのトレーニングのように立ち位置が決められ、パスを出しては次のスペースに動きながら、背後への動き出しに合わせてパスを送ってシュートに持ち込む。背後へ行けなければ足元で受け、また別の選手が空いたスペースを狙う。その意識をすり合わせた。
その感覚を保ちつつ、最後はハーフコートゲームが行われた。この辺りになると雨も上がり、選手たちの動きも軽快に。まず目を引いたのは山谷侑士で、前半はキレのあるドリブルから自らシュートを放つほかチャンスを作った。しかし後半になるとサッパリで、この辺りは彼の課題だろう。また手塚康平が意欲的に前へとボールを運び、密集での競り合いにも飛び込んでいった。本人の言葉通り、岩手戦でのハイネルや齋藤功佑の活躍に刺激されたようだ。渡邉千真も変わらず好調を維持。また松浦拓弥はやはりスペースがないところでも技術が光った。
今日は長谷川竜也と手塚康平に話を聞くことができた。コメントは次ページから。
■長谷川 竜也
――岩手戦をあらためて振り返ると?
「その前の新潟戦で悔しい負け方をしたので、勝つことに集中して、勝てて本当に良かったです」
――今までより、ロングボールを使って相手の最終ラインの裏を狙う意識が高かった。そこは勝つことにこだわった部分?
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