2022年06月09日 20時34分　
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タグ : ソニー仙台 • 内野裕太 • 天皇杯 • 藤原元輝 • 鈴木淳

天皇杯2回戦・ソニー仙台戦の試合後、相手監督と選手のコメントをお届けします。相手側視点として参考になると思います。

■鈴木 淳監督

「まずはソニーの社員の方を含め、応援していただいたたくさんの方に感謝したいと思います。試合については、一言で言うと、力がまだないんだなというのが感想であり総括です。勝ち切るところを勝ちきれない、PKになっても勝たなくてはいけないゲームだったと思いますが、なかなかそれができなかったと思います。前半の出来は全然ダメで、2失点してしまい、後半はもう一回自分の役割を確認してプレーをしてもらって、少しは良くなった。しかしまだまだイージーミスが多くて、特にアタッキングサードでの精度は足りないと感じた。Jリーグのチームを相手に戦うと、色んな意味で選手個人の力量のなさ、やれる部分も多いが最後の詰めの部分というのは足りないなと感じました。JFLのリーグ戦もこれから続いていきますので、次に向けて良い準備をして良い戦いをしたいと思います」

――後半からは横浜FCを圧倒しましたが、どんな魔法を使ったのですか？
「魔法も何も、前半の出来がさっぱりだったので。良いプレーをしようということよりも、もう一度役割を確認して、守備は前から行こうと。前半は前から行っても後ろが連動してなかった。特にサイドの選手がなかなか前に行けなかった。後半はそこが行けるようになったことで良くなったと思います」

――インサイドハーフとウイングの選手が流動的に動いて横浜FCはつかまえられませんでした。そこも後半からの指示でしょうか？
「前半からやりたかったですが、なかなかそういう形が出なかった。自分たちのペースになる時間が前半は少なかったので、そういう場面が出なかったと思います。後半は前からボールを奪えて、自分たちが仕掛ける場面が多かったので、ポジションチェンジの回数も増えたのかなと思います」

――淳さんといえば新潟や大宮では[4-4-2]か[4-2-3-1]のイメージでした。今ソニー仙台で[4-3-3]を採用しているメリットは？
「[4-4-2]とか[4-2-3-1]と比べて、３枚のFWが前からプレッシャーをかけに行くというのは狙いとしてやっているところで、そこがメリットです。システム上で選手の特徴を生かす意味でも」

――リーグ戦につながる収穫や課題は？
「またJFLのゲームになると試合の展開も違うので、一言では収穫とかこの部分はやれたというのは言えないが、0-2になった時点で諦めずに選手が戦ったことは今後の戦いにすごく生きてくると思います。ゲームを諦めずに最後までやっていく姿勢はすごく今日のゲームについては評価できた。今後もその点は期待したいと思います」

■藤原 元輝

「前半は0-2という悪い流れでしたが、後半立ち上がりに点を取ることができて、その勢いもあって追いつき、延長で勝ち越しに成功しましたが、最後に守り切れずPK戦で負けたというのは悔しいです。3点取れたというのはオフェンス陣としてはポジティブにとらえられますが、逆に3失点したことは課題ですし、Jの格上相手に勝ち切ることができなかったという、『惜しい』で終わってはダメかなというのが課題です」

――後半から延長後半途中まで横浜FCを圧倒しました。ハーフタイムの修正は？
「まず球際の部分と、ファーストディフェンスとセカンドディフェンスをもっと行こうと話し合いがありました。それで思い切って行った結果、良い感じにハマって自分たちの流れができたと思います」

――藤原選手個人としては仕掛けが通用した手応えもあったのでは？
「前半は何もできませんでしたが、後半は思い切って仕掛けてみようと気持ちを切り替えた結果、良い感じに仕掛けの部分で時間が作れたり、相手も嫌がっていたと思います。後半は良い形で入れました」

■内野 裕太

「自分たちは勝つつもりで来ていたので、勝てなかったこと、結果として『良い試合』で終わってしまったことをとても悔しく感じています。もっと前半に自分たちのアグレッシブさを出せていれば、違った展開になったと思います。後悔の残る試合になってしまいました」

――後半から延長後半途中まで横浜FCを圧倒しました。ハーフタイムの修正は？
「戦術的なところでは、守備の出どころだったり狙いどころを整理しました。それとサッカーの根本的な部分であるアグレッシブさや闘争心を、やっぱり同じレベルでやっても勝てないのでそこで上回らないといけないということで後半に臨みました」

――空中戦で競り勝つ場面も多く、前線で攻撃を引っ張っていましたが？
「個人としても、点を取ることが評価になると思いますし、良いプレーと見られるかもしれませんができて当然という部分もありますし、そこはJチーム相手でも自分はやれると思っているので、勝利につながるゴールを決められなかったのはFWとして反省点です

――リーグ戦につながる収穫や課題は？
「J相手でも今自分たちが取り組んでいるボールの動かし方、守備の狙いというのはある程度出せたと思いますので、よりそこを研ぎ澄まして、今後のリーグ戦に生かしていきたいと思います」

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今回も次のリーグ戦第21節・金沢戦まで中2日しかないため仕事がいっぱいで、マッチレポートは明日の朝の更新とさせてください。よろしくお願いします。