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東北最強アマチュアと120分+PKの激闘を制す……天皇杯2回戦・ソニー仙台戦マッチレビュー

▼天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦

6月8日(水)19:00キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(1,452人)
横浜FC 3 (3 PK 1) 3 ソニー仙台
【得点】
28′ 横浜FC/フェリペ・ヴィゼウ
42′ 横浜FC/西山 大雅
50′ ソニー仙台/松本 拓海
57′ ソニー仙台/秋元 佑太
93′ ソニー仙台/平田 健人
115′ 横浜FC/西山 大雅

 

天皇杯の初戦、下位カテゴリー相手の試合は難しい。その定説通りの試合になってしまった。思えば昨季はJ3の八戸に、文字通りの力負けを喫した。今回の相手は“東北アマチュアサッカー界の盟主”ことソニー仙台。JFLにあってJリーグ入りを目指さないため、成績に関係なくサッカーの質を追求できる立ち位置であり、社員選手で構成されるがゆえにメンバーの入れ替わりが少なく、組織力を強みにしている。2015年にJFLで初優勝以来、準優勝1回、3位2回と常に上位にあり続けており、今季は監督交代もあってスタートダッシュに失敗して低迷しているとはいえ、本来はJ3クラスの実力を持っている強豪だ。

 

【選手交代】(横浜FCのみ)
72′ 松浦→高塩、千真→和田
89′ 山谷→永田、高木→武田
102′ 杉田→拓海
111′ 安永→清川

 

▼流れを作ったヴィゼウのやる気

横浜FCは試合前に四方田 修平監督が「出場機会の少ない選手がアピールできる場にしてほしい」と明言したように、3日前に行われたJ2第20節・東京ヴェルディ戦からスタメンを全員入れ替えた。渡邉千真と松浦拓弥を除けば全員25際以下で、ベンチにはユースから4選手が初めてメンバー入りした。

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