山下諒也「自分が活躍している姿を、サポーターにもおじいちゃんにも見せたかった」……7/13 練習後コメント
■山下 諒也
――ヴェルディ戦はお祖父様が亡くなられた(横浜FCイレブンは喪章をつけてプレーした)のと、古巣戦ということもあって気合が入っていたのでは?
「そうですね。自分が活躍している姿を、サポーターにもおじいちゃんにも見せたかった。それができたことは嬉しいです」
――どんなお祖父様でした?
「小さいころから一緒に散歩に出かけてくれたり、年末に帰ったときには「いつも試合見てるよ。活躍楽しみにしてる」と言ってくれていました。そんなおじいちゃんのためにも頑張ろうと思っていた。それが僕のモチベーション、原動力でした」
――お祖父様も足が速かった?
「けっこう運動するのが好きでした。ゴルフとかもずっとやってて、アクティブなおじいちゃんでした」
――ご冥福をお祈りします。試合ではボールを運ぶところはかなり良かったと思いますが、裏に突破していくというところでは上手く抑えられた印象ですか?
「向こうのシステム的に上手く当てはめて守備してきた。試合前から、我慢する展開が多いかなと思っていて、予想通りだった。もう少し、(渡邉)千真さんと連携して突破する場面が作れたらもっと状況が変わったかなと思う。それは次に改善したい」
――脳震盪で交代ということでしたが、大丈夫でした?
「そうですね、段階を踏みながら復帰ということで。焦らずに行こうと思います。交代のとき、自分ではまだ行けると思ってましたけど、一回ストーンと意識が飛んでしまったので。でも今は大丈夫なので、試合に向けて合わせていきたい」
――味スタのサポーターも、久々に山下選手のスピードに「すげー」と思ったのではないかと。
「そうだといいですけど。いろんな選手とやって楽しかったですし、思い入れがあったスタジアムで、ヴェルディのサポーターの手拍子も聞きながらプレーできたことは幸せでした」