デイリーホーリーホック

【試合結果詳細】Jリーグディヴィジョン2 第6節 モンテディオ山形vs水戸ホーリーホック(2012/4/1)

キックオフ:2012年4月1日(日)13:00
会場:NDソフトスタジアム山形
入場者数:6,179人
天候:曇
主審:早川一行

モンテディオ山形 VS 水戸ホーリーホック
0 0 前半 0 0
0 後半 0
延前
延後
PK
得点者

※試合終了

メンバー

山形 水戸
GK 1 清水健太 GK 1 本間幸司
DF 2 小林亮 DF 25 市川大祐
DF 4 西河翔吾 DF 18 キムヨンギ
DF 3 石井秀典 DF 6 塩谷司
DF 13 石川竜也 DF 3 輪湖直樹
MF 19 秋葉勝 MF 14 西岡謙太
MF 15 宮坂政樹 MF 24 ロメロフランク
MF 7 宮沢克行 MF 15 島田祐輝
FW 30 山崎雅人 MF 10 橋本晃司
FW 18 萬代宏樹 MF 28 小澤司
FW 9 中島裕希 FW 30 鈴木隆行
サブ
GK 16 中村隼 GK 21 笠原昴史
DF 14 宮本卓也 DF 2 岡田佑樹
DF 6 山田拓巳 DF 4 尾本敬
MF 8 船山祐二 MF 7 金久保彩
MF 11 北村知隆 MF 20 坂井洋平
MF 24 比嘉厚平 MF 17 鈴木雄斗
FW 28 太田徹郎 FW 9 吉原宏太

スタッツ

65分 宮沢克行→船山祐二
67分 小林亮→宮本卓也
81分 宮坂政樹→比嘉厚平
選手交代 85分 西岡謙太→坂井洋平
90分 島田祐輝→吉原宏太
90+4分 秋葉勝 警告 32分 西岡謙太
44分 塩谷司
59分 橋本晃司
退場
9 シュート 13
7 GK 9
1 CK 5
13 直接FK 22
0 間接FK 4
0 PK 0

フォーメーション

水戸

山形

監督コメント

柱谷哲二監督(水戸)

風が強い中、選手たちは90分集中して戦ってくれたと思います。残念ながらスコアレスドローになってしまいましたが、チャンスは作れています。よく走っています。なので、ここでジタバタせず、グッとこらえて次に向けてやっていけば、必ずゴールが生まれると思います。今の内容を大事にしたいと思います。そういう試合でした。

Q.いい守備から攻撃という形はできていたと思います。ただ、攻撃に関して、左サイド偏重で、右サイドからの攻撃が少なかったように見えたのですが。

もう少しボランチのところで展開をしてほしかったのですが、縦に入れるのか、広げるのかというところの判断がちょっとだけ遅かった。その分、山形の中盤のプレスに引っかかったかなと。展開させてもらえなかったという感じです。そこはギリギリの戦いでした。

Q.なかなか交代しませんでしたが。

カードの問題ではなく、流れは悪くなかったので、このぐらいでへばるような選手ではないと思っているのでやらせました。足をつって危ないと思った選手はプレーさせました。だいたい僕の考えとしては、カードを切るというより、90分やらせていくという感じです。まだまだ発展するチームなので、そんな簡単に替えてたまるかというところはあります。

Q.前半風上、後半風下でしたが、前半と後半で戦い方を変えたところはありましたか?

ワンポイントのところでGKへのバックパスはするなと。前へ前へ出していけと。どうしてもゾーンが下がってしまうので。あれだけ強風のところで安全だからといってGKに逃げて相手にプレスをかけられたら、蹴っても飛ばない。タッチに逃げて、自陣での相手のスローインとなってしまう。そういうことにならないように、最終ラインからGKに返すのではなく、最終ラインから前に出していく。そこでのセカンドボールの拾い合い。そこの勝負をするようにと。そこから突破をしようということを言いました。そこで相手が引いたなら、しっかりつなぎなさいと。そこの判断をしなさいと言いました。その判断はよかったと思います。

Q.山形は今季初の無失点です。山形の守備が強かったことは想定外でしたか?

想定外はウチの選手が(チャンスを)外してしまったということです。決定的なチャンスはありました。山形の守備はしっかりしていたと思います。試合を重ねるたびに安定していくと思います。中盤のスライドもとても早かったですね。力のあるチームですし、今後強敵になっていくと思います。

奥野僚右監督(山形)

ホームゲームということで、勝ち点3の上積みを目指したわけですが、結果として勝ち点1の上積みにとどまりました。率直な感想として、自分たちの置かれた環境の中、今日の条件で言いますと、風が強い時の対応に多少自分たちの慣れとつたなさがあったなと。相手も同じ条件ですけど、強い風のときの処理に関してもっと経験していかないといけないなと感じました。それと同時に機動力の部分に関して、落ち着いたゲームをしないといけない。風との部分と重なりますが、自分たちのボールを保持する時間を長くしていかないといけないかなと思います。そういうところでピッチコンディションと天候のコンディションによるミスの多さは、自分たちがうまくゲームを運べなかった原因だと思いました。後半も膠着した展開になったわけですが、交代した選手たちがいい刺激をチームに与えてくれて、残り時間少ない中で積極的にゴールを目指せたんじゃないかと思います。

選手コメント

鈴木隆行選手

3試合連続してゴールがないのは問題。決めるところで決めていれば上位に行けている。そこが課題ですね。

Q.チャンスまでは作れています。攻撃に関して、手ごたえは感じていますか?

ボールを持つことはできているけど、相手の守備を崩すところまでは行けていない。正直、手ごたえはないですね。やはり、ペナルティエリア内まで運んで何かできないといけない。得点するという雰囲気はないですね。ただ、ボールを回しているだけという感じ。相手にとってそれほど怖さはないと思う。

Q.どういったところを改善すればいいと思いますか?

もっと早めにクロスを入れてもいいと思うし、もっと素早く前にボールを当ててもいいと思う。早い攻撃をすれば、相手もスペースが空いている状態なので、チャンスはできるはず。もっとシンプルに攻撃をしてもいいと思う。

島田祐輝選手

今日は自分たちがやりたいようにできていたし、うまくゴール前までボールを運べていたと思います。やっぱり、そこから先、シュートの1個前のプレーやシュートで精度を欠いてしまった。それが無得点の原因だと思います。

Q.もっとシンプルにゴール前にボールを入れてもいいのかなと思うのですが。

そうですね。シュートもそんなに多くないし、決定的なシーンをもっと増やさないといけない。その前のプレーがすごく大事になってくると思います。

Q.スペースに入り込む動きを研究されて消されているのでは?

自分としてはそこまで感じないですね。やりづらさはなかったです。

Q.スペースがある中でプレーできた感じですか?

相手の中盤が3枚だったので、スペースは広く感じました。そこをうまく使って厚みのある攻撃ができればよかったと思います。

Q.3試合連続無得点という結果に対して焦りはありますか?

結果だけを見ると、3試合点を取れていないけど、一つうまくいけば、点を取れるようになる内容だと思います。監督も言っていましたが、そんなに下を向く必要はないと思いますし、今やっていることの精度をさらに上げていけば問題ないと思います。

塩谷司選手

Q.守備では危ないシーンがありませんでした。

問題なかったと思います。無失点で抑えられましたし。

Q.相手のよさをうまく消せましたね。

スカウティングで相手の特徴はわかっていたので、ヨンギとうまくつぶせたと思います。

Q.全体の守備意識は高かったが、その分、攻撃でリスクをかけられていないような感じがするのですが。

どうだろう? そうでもないと感じます。チャンスはウチの方が多かったし、前の試合でもそうでした。最後のクオリティーのところですね。1点取れば勝てるというチームになって着ているので、その1点をなんとか取ってほしいですね。

Q.1点ほしいだけに、前がかりになりたいところだけど、やはり全体のバランスを大切にしないといけない。すごくバランスを取るのが難しい試合だったと思います。

後ろは1枚残して守らないといけないですし、最低限のリスクマネジメントをして、そこでいかに点を取れるかというところだと思います。

Q.守備はこれまでほとんど崩される場面がないですし。

そこは自信を持っていいと思います。結果を見てもそうですよね。6試合で2失点はリーグで一番少ないですし。ここから千葉などの強い相手と戦うので、そこでどれだけできるかですね。今の感じでは、そうそうやられないと思います。

Q.守備のベースができていることは大きいですね。

失点しなかったら、勝ち点1は取れるので。攻撃は調子のいいときも悪いときもあるけど、守備は崩れてはいけない。攻撃が波に乗ってくれれば、いい方向に向いていくと思います。

本間幸司選手

Q.今日は風が強くてGKとしては難しいゲームだったのでは?

すごく風が強かったですし、寒かったですね。

Q.チーム全体の印象は? 守備は安定していましたね。

シュートが飛んできませんでしたね。やっぱり、危ないと思ったときにしっかり人が帰ってきている。それはすごいことだと思うし、それが当たり前になってきている。危機管理能力に関して、すごくアラートな状態でできている。僕らが0で抑えれば、勝ち点は取れる。あとは攻撃の方はきっかけですね。それが一番難しいところだと思うのですが、練習で取り組んでいきたいですね。

Q.守備は安定しており、点を取れるようになれば、チームは上昇気流に乗れるのでは?

うーん、僕はそう簡単に思っていません。ただ、客観的に見たら、そう思いますし、強いチームだなとは思いますね。ただ、点が入らないのはリアルな問題。簡単に解決できないだろうし、点を取れないうちに勝ち点を落としてしまっている。ただ、1試合でも早くきっかけをつかんでくれれば、チームとして爆発できる気がしています。やっていることは間違っていないので、そこはぶれずにやっていきたいですね。守備に関しても、たまたまやられていないというところもあるので、相手のクオリティーがもっと高ければ危ない場面も出てくる。次は千葉ですし、リーグで一番力のあるチームだと思います。そこでどれだけできるかが目安になる。次こそ前が点を取ってくれると思うし、僕らもしっかり体を張って守りたい。次は僕の仕事も多くなると思う。僕の活躍も必要になるので、いい準備をしたい。ホームで千葉に勝ちたいです。

選手採点

本間幸司 5.5 ほとんど焦る場面なし。強風の中、難しい状態であったが、もう少しキックの精度を上げたかった
市川大祐 6.0 守備で完璧な対応。対面の山崎に仕事をさせなかった。ただ、攻め上がる回数少なかった。
キム・ヨンギ 6.5 山形のターゲットマン萬代を封じ込める。高さと強さでロングボールを跳ね返し続けた。
塩谷司 6.5 守備範囲の広さは驚異的。果敢に攻めあがった輪湖の裏のスペースをカバー。中央でも強さ発揮。
輪湖直樹 5.5 いい形で攻撃に絡み、流れを作った。ただ、クロスを上げるタイミングと質に課題残す
西岡謙太 5.5 4試合ぶりの出場。堅実なプレーで安定感与えるが、プラスアルファを出せなかった
ロメロ・フランク 5.5 縦への推進力を出せてはいたが、展開力に課題。もっとシンプルにサイドを使ってもよかった
島田祐輝 6.0 よくボールに絡み、攻撃のリズムを作った。守備の意識も高かった。あとは決定的な仕事のみ
橋本晃司 5.5 バイタルエリアでうまくボール引き出し、形を作る。ただ、ゴール前に入り込めなかった
小澤司 5.0 いつもより動きの量・質ともに低かった。ミスも多く、相手の嫌がる場所で起点になれなかった
鈴木隆行 5.5 力強いプレーで前線で起点作る。ただ、42分の決定的なボレーシュートは決めたかった

坂井洋平 - 出場時間短く、評価なし
吉原宏太 - 出場時間短く、評価なし

柱谷哲二監督 5.5 1点を取れていればという展開。ただ、1点をもぎ取るための積極的な采配があってもよかったのでは。

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