【闘将語録】第4回「トップに立つ人間は楽をしないといけない」(2012/4/19)
高い授業料が今生きている
柱谷哲二監督は現役時代からできるだけサッカー関係者以外の人と接する機会を増やそうとしていたという。飲みに行くにしても、できるだけ料金の高い店に足を運び、そういった店に集う経営者の方々と接し、幅広い考えを聞くことを好んだ。「高い授業料を払ったけど、そうした経験が今生きているよ」と柱谷監督は笑みを見せる。
現役時代、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)の黄金期を支え、さらに日本代表のキャプテンを務めるなど常にスポットライトを浴びてきた柱谷監督だが、現役引退後、監督としては挫折を繰り返してきた。02年にJ1のコンサドーレ札幌の監督に就任するが、7試合で1勝しかできずに解任され、その後、チームはJ2に降格した。そして08年にはJ1の東京ヴェルディの監督を務めるものの、18チーム中17位に終わり、再びJ2降格という苦しみを味わった。
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