【レビュー】J2第9節ザスパ草津戦レビュー「スプリンクラーと保崎淳」(2012/4/23)
ピッチにまいた水が勝因の一つ
4月22日、ケーズデンキスタジアム水戸で行われたJ2第9節ザスパ草津戦。2012年の北関東ダービーの開幕戦である。試合は、ともに1人ずつ退場者を出す、荒れた試合展開となったものの、水戸が36分に塩谷司が決めたゴールを守り切り、6試合ぶりの勝利を手に入れた。
勝因の一つは試合前にあった。ウォーミングアップ前、ピッチ脇に設置されているスプリンクラーがピッチに水をまきはじめたのだ。木山隆之監督時代に1回だけ使用されたことがあるが、それ以降1度も使われたことはなかった。今までにない光景だっただけに、誤作動かと思われたが、そうではなかった。「グラウンドの状態が悪くて、ボールが弾んでしまって、パスが通らない。なので、水をまいてくださいとお願いしました」という柱谷哲二監督の意図で、ウォーミングアップ前と選手入場前、そしてハーフタイムの計3回ピッチ前面に水がまかれたのであった。
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