【レビュー】J2第15節愛媛FC戦「ブランケットをどこにかけるのか?」(2012/5/21)
今年のチームの力はこの程度なのか?
サッカーとはなんて難しいスポーツなのだ。あらためてそう痛感させられるゲームであった。同じメンバー、同じシステムで戦いながらも、こうもチームはバランスを崩してしまうものなのか。試合終了の笛とともに、スタジアムは落胆で包まれた。それは決して負けたからだけではない。これまで選手たちが見せてきたパフォーマンスに抱いてきた大きな希望が揺らいでしまったからだろう。「今年のチームの力はこの程度なのか」。そう感じながら、スタジアムを後にした人は少なくないはずだ。
実際に柱谷哲二監督も選手たちの力に疑問を感じたという。「内容は悪くないけど、上に行くチームは内容がよければ必ず勝てる。そういう意味ではまだ本当に上に行くつもりがないのかもという疑問が出てくる連敗ですね。この陽気になって、こういうことが起きているのか。それとも元々力がないのか。自分が思っていた選手のレベルが間違えていたのか。それぐらい『何やってんの?』というミスがとても多い」。何度も首をかしげながら、柱谷監督がそう口にした。水戸の今後に暗雲をもたらしかねない敗戦となった。
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