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デイリーホーリーホック

【HHレポート】「J1」へ――今、僕たちにできること 第3回目 選手会長・三島康平選手「選手とサポーターが一体になることはすごく大事なこと」(2013/9/11)※全文無料公開

9月8日、サポーター有志団体「ケーズデンキスタジアム水戸の早期改修を求める会」約20名がJR水戸駅南口で小雨が降る中、J1クラブライセンス取得のためのスタジアム改修工事の早期着工を求める署名活動を行いました。
署名活動は12時半からはじまりましたが、開始から30分を過ぎたところで三島康平選手と木暮郁哉選手、内田航平選手が現れ、活動に参加しました。
3人とも前日120分プレーしたばかり。それにも関らず、約1時間サポーターと一緒になって、署名を呼び掛けていたのです。
選手が街頭での署名活動に参加したのは、遠征に帯同しなかった選手たちが参加した山形戦翌日の9月1日に続いて2度目となります。
クラブから要請されたわけではなく、選手会として協力することを決めたことによって実現したことなのです。
選手たちはどのような思いで署名活動に参加しているのでしょうか。そして、どういう経緯で協力することを決めたのでしょうか。
選手会長の三島康平選手に話を聞きました。

サポーターと喜びを分かち合いたいという気持ちが強くなった

――選手会として署名活動に協力することになった理由を教えてください。
「こうやってサポーターの方が動いてくれていることを知り、選手もできることをやりたいと思いましたし、少しでも力になりたいと思ったので、協力することになりました」

――どういった経緯ではじめることになったのでしょうか?
「(本間)幸司さんのところにサポーターから打診があって、選手同士で話し合って『一緒にやろう』ということになりました。これからもできる限りのことをやっていこうと思っています」

――選手会長として選手たちに説明したと思うのですが、その時の反応はいかがでしたか?
「幸司さんが『サポーターから動いてくれているから、みんなで協力しよう』と呼びかけをしてくれて、選手たちも『分かった』という感じでしたね。僕は別に……(苦笑)」

――三島選手自身はクラブの現状をどのようにとらえていますか?
「選手としては『6位以内』に入ることが大事だと思っています。そこをクリアしてからじゃないと、選手からは何も言えないですし、結果を出すことが一番のアピールになると思っています。なので、これからも『6位以内』に入ることを目標に戦っていきたいと思います。スタジアムの問題でJ1昇格は厳しい状況ですが、それに対して、選手のモチベーションが落ちているということはありません。『6位以内』に入るというモチベーションのもと、チームは戦っています。まず『6位以内』に入ってから、いろんなことがついてくればいいなと思っています。こうやって頑張ってくれているサポーターのためにも、『6位以内』に入らないといけないという思いは強くなりました」

――署名活動をやってみての感想は?
「やっぱり関心は少ないなと(苦笑)。『この人たちは何をやっているんだろう?』という感じで通っていく人は多いです。ただ、それもチームがもっと上位にいれば状況は違ったと思います。僕らが結果を出せば、注目度は上がってくる。選手の立場としては『6位以内』に入っていきたいというのが本音です」

――昨日、120分間プレーしましたが、疲れもあるのでは?
「僕ら3人は練習を休みにしていただきました。昨日先発した選手はリカバリーのみなのですが、他のメンバーはガッツリ走っているみたいなので、こっちでよかったと思っています(笑)」

――選手たちにとって、こういったこともいい経験ですよね。サッカー選手はどういった方々に支えられて、なぜサッカーができているのかということも感じられたのでは?
「そうですね。いろんなことを考えさせられましたし、もっと考えていかないといけないと思いました。神戸にいたときはこういった問題はなかったので、今回のような現実を感じられたことはすごく貴重な経験だと思っています。選手としてできることを1人1人が考えていかないといけない。そして、こうやって頑張ってくれているサポーターの方に勝利をプレゼントして、一緒に喜びを分かち合いたいという気持ちが強くなりましたし、もっと上に行きたいと強く思うようになりました」

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【写真 佐藤拓也】

ホーリーホックのために頑張りたい

――元々『自分を変えたい』という理由で選手会長になりましたが、ご自身の変化を感じますか?
「そうですね。選手会長として完璧な仕事ができているではないのですが、こういうことを経験することによって、視野が広がりますね。いい経験ができていると思っています」

――署名活動だけではなく、試合告知のチラシ配布も継続して行っています。
「もっともっと盛り上げていきたいですし、水戸のために頑張りたいという思いが1人1人にあります。スタジアムがもっと盛り上がれば、サポーターも楽しいだろうし、選手も楽しいと思う。もっともっと盛り上げていきたいという思いが強いです」

――天皇杯での取材では常に『J1に勝って、ホーリーホックを広めたい』ということを発言されています。そういう思いは強いですか?
「まだ水戸ホーリーホックを知らない人は多いですし、もっとホーリーホックというチームを広めたいという思いが強いです。水戸市のため、水戸ホーリーホックのために頑張りたいという思いが強いので、本当に盛り上げていきたいと思っています」

――今回の件を盛り上がりのきっかけにできるといいですね。
「こうやって選手とサポーターが協力し合うことで勝利の意義が変わってくる。勝てたときは今まで以上にうれしく感じると思います。選手とサポーターが一体になることはすごく大事なことだと思います。これからも継続していきたいですね。そして、もっと盛り上がれるように選手は結果を出せるように頑張りたいと思います」

――サポーターとの絆は深まりましたか?
「現段階では来季J1には昇格できないのですが、それでもサポーターの方がこうやって動いてくれることは本当にうれしいことですね。そういう方々のためにも結果を出したいという思いはさらに強くなりました」

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【写真 佐藤拓也】

(取材・構成 佐藤拓也)

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