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デイリーホーリーホック

【HHレポート】ジュニアユースU-14が「Jリーグ版[よのなか]課」を実施(2013/10/1)※全文無料公開

一社会人、プロサッカー選手として将来像を具体的に描くためのプログラム

一社会人、プロサッカー選手として将来像を具体的に描くためのプログラム「Jリーグ版[よのなか]課」が水戸ホーリーホックのジュニアユースU-14の選手や保護者を対象に、9月末から実施されています。
「Jリーグ版[よのなか]課」の正式名称は、「Jリーグをテーマに、競技者としてのキャリアを考えるキャリア・デザイン・サポートプログラム」。
2010年度よりJリーグが文部科学省委託事業として始められ、Jリーグ各クラブのジュニアユース世代、主に中学2年生にあたるU-14を対象に、プロの競技者を目指す人材にとって適切なキャリアについての考え方や心構え、社会人として適切な就労観や職業観の醸成を目的とした特別支援講義です。
今年度は38のクラブでの開催が予定され、ホーリーホックでは昨年度から実施されています。
「U-13世代で社会貢献活動を重ねる事でプログラムの内容を深く理解が出来ると思い、U-14世代を対象に今年も行っています。年々、プログラムがブラッシュアップされて、内容がより良くなっていますね」と原田精一郎U-14監督。
「我々もサッカー以外の面で選手へのアプローチの重要性を感じています。プログラム自体、上手く出来ていて、Jクラブの指導者として子供達にきちんと理解して貰いたい部分が盛り込まれている。プログラムでしっかりオーガナイズされていると僕ら指導者も伝えやすい。子供達の気付きもすごく多いですね。また保護者の皆さんにもより深くJクラブ、水戸ホーリーホックを理解して頂く機会にもなっています」と村松尚登U-13コーチは話します。

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【写真 佐藤拓也】

多角的にJリーグ、Jクラブへの関心や理解を深め、将来のキャリアビジョンを探る

プログラムは全5回。
中学生が普段意識することが少ない、ビジネスのしくみ、産業構造、産業に関わる様々な職業、職業に必要な能力の4つの視点から、下記の項目で構成されています。

第1回 Jリーグをとりまく“お金”から仕組みを考える。
第2回 Jリーグが目指すものを考える。
第3回 Jリーグをとりまく“職業”について考える。
第4回 職業と「意志」、「役割」、「能力」の関係性を考える。
第5回 自分のキャリアイメージプランを考える。

原田監督、村松コーチがファシリテーター役を務める同プログラムは、「自由につぶやく」「アイデアのカンニングはOK」「拍手をする」がルール。
毎回グループワークで行われ、各課題には必ず制限時間が設定されます。これはプロサッカー選手と同様、タイムリミットまでにミッションを遂行するためのトレーニングにもなっています。
講義はファシリテーターによる一方的なものではなく、ロールプレイングやシミュレーション、ディベート形式がメイン。保護者のフォローも受けながら、選手達の自発的な意見、気付きや納得解を導き出す力を伸ばしていきます。
また、沼田邦郎社長やクラブ内のスタッフなどゲストティーチャーを招き、現場の視点も学ぶ事で、多角的にJリーグ、Jクラブへの関心や理解を深め、将来のキャリアビジョンを探っていくのです。

「自分の目指す事が、どういう成り立ちをしているか知ることは大切。ディベートもあるので、自分の意見を言えるようになるトレーニングにも繋がって良いですね。高校世代でもう一度同じようなプログラムを取り組む事によって、より社会を意識した選手へと成長出来るのではと感じました。息子には感謝の気持、芯を持った選手になって貰いたいです」と脇澤晴日選手の父・祐二さん。
吉澤玲生U-14キャプテンは「まだ具体的にJリーグやクラブ、将来について考えた事がなかったのですが、チームが成り立つには様々なお金が掛かって大変なんだなと分かりました。チームを強くするために貢献しながら、サインを求められたら全員にファンサービスをする、人に優しく接したり出来る選手になりたいです」と語っていました。

限られたプロ生活にどのような将来像を描き、積み重ねていくのか。
U-14の選手達や保護者はプログラムを通じて、真摯に取り組んでいるのです。

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【写真 米村優子】

(米村優子)

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