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デイリーホーリーホック

【HHレポート】[HOLY SPONSORS]第18回・株式会社スタジオサカ「映像演出を通じて驚きと新しい体験を提供したい」(2013/11/25) ※全文無料公開

水戸ホーリーホックを支えてくれるスポンサーさんにお話を聞く企画「HOLY SPONSORS」。第18回目にレポートさせていただいたのは、スタジアムスポンサーとして支援していただいている、映像演出担当でおなじみの「株式会社スタジオサカ」です。どのような思いを抱いて水戸の支援、映像演出を続けているのか、坂大樹代表取締役にその経緯や今後の水戸へ期待すること等をインタビューした模様をお伝えします。

スタジアムスポンサー
株式会社スタジオサカ 代表取締役 坂大樹さん

キッカケは日韓W杯開催年のホームページのリニューアル


弊社はグラフィック、Web、映像制作など幅広く行っている会社です。
水戸ホーリーホックと関わるきっかけが訪れたのは、2002年。
それは、取引先のシステム会社から、「ホーリーホックのホームページのリニューアルをして欲しい」という依頼からでした。
この年は、日韓ワールドカップの開催年。日本中がサッカー熱に沸いていた頃です。社内でもW杯をテレビ観戦していた程でした。
そのため、当時のスタッフは、ホーリーホック関連の仕事に大変興味を持っていました。とてもタイムリーな仕事だったのです。

実は私、その依頼で初めてホーリーホックの存在を知りました。
最初に観た試合は、2002年のコスタリカ代表との親善試合。「水戸にこういうチームがあるんだ」と強烈に印象づけられましたね。
ホーリーホックの選手とコスタリカVSトルコのW杯予選を観戦する韓国ツアーにも行きました。その時は、若かりし頃の本間幸司選手、冨田大介選手も同行していましたよ。

その後、ホーリーホックを色々調べていく内に、分かったことがありました。
それは、「色々ピンチで、クラブ自体がなくなるかもしれない」という事。
不安が募る中、2002年8月末にアルビレックス新潟戦がホームで開催されました。「1万人チャレンジ」のような試合で、5000人弱ぐらい大勢の観客が入ったのです。
そして、見事に水戸が勝利。冨田大介選手のゴールで勝負を決めたゲームでした。
「このチームをなくしてはいけない!」
大歓声に包まれたこの試合を観て、そう強く思ったのです。
それ以後、ホーム戦はほぼ毎試合、ずっと見続けています。

2002年新潟戦(坂大樹さん撮影)
【写真 坂大樹さん提供】

2002年はホームページのリニューアル、そして2003年はホームページのデザインと運営も担当しました。
その流れで2004年は、ホーリーホック初の公式イヤーブック、リーフレットやポスターも弊社で制作しました。
その後、仕事としては一旦途切れるのですが、サポーターとして個人的に水戸を応援し続けていました。

そして、再びご縁があったのは2009年。
同年11月、水戸市立競技場がケーズデンキスタジアム水戸としてリニューアルオープンする際、以前から仕事の付き合いがあった、沼田邦郎社長のご実家である「バンビ鞄工房」さん、茨城陸上競技協会さんから「大型ビジョンの映像担当がまだ決まっていない」という話を聞きました。
そこで、弊社が手を上げ、ホーム戦の映像演出担当として、現在に至っています。
2011年は「メディアスポンサー」、2012年以後は「スタジアムスポンサー」としてスポンサー活動を続けています。

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【写真 米村優子】

選手チャントに合わせて映像を微調整

映像演出は、色々なJクラブのスタジアムを視察して参考にしていますが、中でも水戸の選手紹介は、他チームと全く異なります。
他のJクラブはスタジアムDJの方が選手名をコールして、サポーターが「オイッ!」と叫ぶ。だから大体、映像は10秒ぐらい。尺が決まっているのです。
しかし、水戸の場合はDJの寺田(忍)さんがコールして、サポーターが選手のチャントを歌います。
だから、選手チャントの曲の長さによって、映像の尺が変わるのです。

例えば、本間幸司選手のチャント「幸司♪幸司♪俺達の~♪俺達の~幸司♪」は寺田さんのコールと合わせて35秒ぐらいある。
最初は一人30秒ぐらいで映像を作ったのですが、それだとギリギリ。だから40秒ぐらいを目安に作っています。
余裕を持って映像を流さなくてはなりませんし、飽きさせない工夫が必要になります。
実際にKsスタで録音したり、youtubeにアップされている映像を参考にして、それぞれの選手チャントの長さに合わせて、若干ですが映像の尺をそれぞれ微調整しています。
なので、40秒ぐらいはコールやチャントをサポーターと寺田さんからいただいても大丈夫なのですよ。

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【写真 米村優子】

スローガンからインスパイアされた映像

毎年、映像はスローガンに沿ったものを制作しています。
今年は「みち」でしたので、導線、高速道路、光の道などを連想させるような映像を多用していました。
流れとしては、スローガン発表後、すぐスタッフでミーティングをします。そして、それぞれ最初に浮かんだイメージやアイデアを出し合い、みんなで開幕戦までに創り上げているのです。

もちろん、シーズン途中で映像を差し替える事もあります。
開幕戦はプレシーズンマッチしか試合がないので、ユニフォーム姿でプレーする選手の写真がほとんどない。だから、代わりに練習着でプレーしている写真を使ったりします。
試合が進むに連れて、素材が増えるとユニフォーム写真に差し替えたりしていきます。
来季はその辺りの映像の変化にも注目してみてくださいね。

ビジョンに映る静止画の部分も、弊社の担当です。
幸い、今年は使いませんでしたが、「強い地震が発生しました」など、緊急画面も準備しています。
緊急時は運営本部、茨城大学アナウンスステーションの皆さん、寺田さんと連携しながら、大型ビジョンに適切なインフォメーションを出して、スムーズな誘導を図っていきます。
ただスタジアムを盛り上げるためだけではなく、そういった安全にも配慮した画面作りにも余年がありません。

いままで最終戦のエンドロールは選手の写真等を使用していたのですが、今年はサポーターなどの映像を起用しました。
割りと素材が溜まっていたので、これを使ったら面白いだろうなと思って制作した次第です。
エンドロールって一回しか再生しないものですが、最終戦に来た方、全員に喜んでもらいたいというのがあるので、とても気を使って作っています。
BGMはスタッフの方々と相談しながら、映像に一番合った曲を決めています。今年は「炎のランナー」などを使用しました。
2011年は、人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の巴マミさんのテーマ曲を使用したら、2ちゃんねるのまとめサイトにも載ったりして、ネット上で話題になりましたよ(笑)。

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【写真 米村優子】

ワクワクする、気合が入る試合が多かった今シーズン

今季は浮き沈みもありましたけれど、観ていてワクワクする試合展開が多かったです。
何より相手に当たり負けしない試合が多くて、良かった。
演出側としては、ガンバ大阪戦、ヴィッセル神戸戦のような、たくさんのお客さんの入る試合が多く、「下手な映像は見せられないぞ!」と気合が入りました。

個人的に注目していたのは、山村佑樹選手。
鹿島アントラーズとのプレシーズンマッチで同点ゴールを決めて、「やってくれるかな!?」と思いましたね。
今年はまだ一年目なので、これからの成長に期待したいですね。

今季とても驚かされたのは、鈴木隆行選手です。
PKが多いとはいえ、年間得点数のキャリアを37歳で伸ばしたのは、本当にビックリしました。
日韓ワールドカップに出ていた選手が水戸にいるって事が、私の世代からすると信じられない事。ものすごい事。
やはり鈴木選手に対しては、格別な思いがありますね。
今年の3月、茨城県の自殺予防キャンペーンのCM制作の際に鈴木選手と一緒にお仕事しました。
すごく腰の低い人。良い方でした。
ピッチでは相手DFを吹っ飛ばすけれども(笑)。

柱谷哲二監督の続投は、嬉しいニュースでした。
柱谷監督は今までの水戸にいなかったタイプの指揮官。非常にいいなと思っていました。
塩谷司選手(サンフレッチェ広島)のような成功例が、どんどん水戸から出ることを期待しています。
塩谷選手なんて、日本代表にそろそろ選ばれるのではないでしょうか?
とても楽しみにしています。
「水戸に行くことが、日本代表への近道!」みたいなチームになるのもいいと思いますよ。

水戸の選手がJ1のチームへ羽ばたいて欲しいですが、他のJ2チームに行っても金久保彩選手(V・ファーレン長崎)のように活躍して欲しいですよね。
以前は契約満了した選手がJFLや地域リーグへ行っていましたが、今では同じJ2に移籍する事が多い。そういう意味でも、水戸のレベルは上がっているのです。
水戸にいた選手が腐っている所は見たくない。10年もチームを観ているので、親心に近い感情があるのかもしれません。
森直樹コーチ、樹森大介ユース監督、北川佳男ユースコーチみたいに、選手が水戸に戻ってくれると本当に嬉しいですよね。

水戸市民の観客数を増やす事が重要

ホーム最終戦は8000人以上が入りましたが、それを通常の観客数にしていく事が重要だと思います。
その上で観客席が増える、そして駐車場や色々な設備も増えるというのが、ベストですよね。
お客さん、つまり水戸市民が、今後どれだけ来てくれるか。それが大事なのではないかと思います。

高橋靖水戸市長は平成28年度末までに、Ksスタを改修すると明言しました。
J1ライセンス取得までの3年を長いと見るか、短いと見るか。
これはそれぞれ感覚が違うと思いますが、経営者の立場から見ると、3年はとても短い。
今まで出来なかった事を、3年でJ1の予算規模にする。これは相当難しい事です。
水戸はこれまでに様々な社長交代劇がありましたが、沼田さんは相当頑張っていらっしゃると思います。
身の丈に合った黒字経営です。
何より、スポンサーとすごく密にお話して下さる。ホーリーホックには、この方針を続けていただきたいと思っています。

スポンサーの立場もありますが、私もサポーターの一人。
もちろん今すぐにでもスタジアムを改修して貰いたい気持ちは山々です。
「本間幸司選手が現役の内にJ1昇格して貰いたい」と願う皆さんの気持ちも痛い程分かります。
しかし、高橋市長になって、ホーリーホックに対する水戸市の対応は大きく改善されました。
まずそこを理解して、スタジアム改修もこの流れで行くと決まったら、それを水戸市民が後押しする。その他に市民として出来るのは、使い道を指定できる「黄門ふるさと寄付金」へお金を出すこと。
ホーリーホックサポーターである上に水戸市民だったら、そういう風に頑張るべきなのではないでしょうか。

3年間じっくりと力をつけて、片道切符でJ1へ

私事ですがこの度、婚約しまして、奥さんになる方が岐阜県出身なのです。
来季のFC岐阜とのアウェイ戦は、我が家にとって奥さんの里帰りとサッカー観戦という、2つのビッグイベントとなります。
夫婦でKsスタに通ったり、アウェイで水戸を応援出来るので、個人的にはとても楽しみなシーズンです。

ホーリーホックには、まずは実力で6位以内に入って欲しい。あわよくば2位以内に!
2位以内に入る。経営状況は問題なし。あるのはスタジアムの問題だけ。
そうなれば、たとえ工事が前倒しにはならなくても、水戸市民に訴えられるものは大きいと思います。
みんなで矛先を水戸市民に向ける。そして、一人でも多くの市民へ来場を呼び掛け、スタジアムを盛り上げる。
市長は選挙で変わってしまう可能性がありますが、市民はずっとそこに根付いて生活しています。
球技全般が苦手なのに、10年間もホーリーホックを見続けている私のような水戸市民を育てていく事が大事だと思います。

10年以上、このチームを観ていますが、予算規模、戦力、他のチームと比べると、やはりまだ大きいチームではない。
でも、そういうクラブが柏レイソル、セレッソ大阪に引き分けたり、ガンバ大阪に勝ったりすると、何とも言えないカタルシスがある。
10年前は「水戸の試合を観に来てよ」と言っても、「弱いからヤダ」とチケットをプレゼントしても来てくれない人が多かったんですよ。
今だと、「行ってみようかな」と興味を持ってくれる人が多い。実際に肌で感じる変化ですね。
後は、その人がリピーターになってくれるかどうか。2002年の頃は知っている人だけが観に行く感じだったけれど、今は違う。
10年前より随分前進した気がします。

2002年、2003年の試合日程を見返すと、J1へ昇格した事がないのは、水戸ホーリーホックだけ。
ですが、再びJ2に落ちてしまったチームがたくさんあります。
だからこそ、3年間でじっくりと力をつけて、片道切符でJ1へ行きたいですよね。

来季は空撮映像の新たな視点を楽しんで欲しい

JR水戸駅の南口の通路上にある「エクセルみなみ」の大型モニターにて、ホーリーホックの紹介映像を流しています。
提供はホームタウン推進協議会さんです。少しずつバージョンを変えて放映していく予定です。その近くにあるホーム戦の告知横断幕も弊社が作成しています。
水戸駅に立ち寄った際には、是非ご覧ください。

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【写真 米村優子】

来季の映像の構想は未定ですが、DJI社のマルチコプター「Phantom (ファントム)」で撮った東京ヴェルディ戦、ホーム最終戦の空撮映像をどこかに使用しようと思っています。
Ksスタ上空の映像は、まだ皆さんは観たことがないはず。
まだお見せ出来ませんが、最終節のコレオグラファーが相当良い感じで撮れています。今までにはなかった視点です。
映像演出もJ1のどのチームにも負けないものを制作していきますので、弊社の映像を通じて驚きと新しい体験をして貰いたいと思っています。

マルチコプター(坂大樹さん撮影2)
【写真 坂大樹さん提供】

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株式会社スタジオサカ
グラフィックデザイン、ウェブデザイン、ホームページ制作、モーショングラフィックス映像制作等、幅広く展開しているデザイン会社。

本社
茨城県水戸市元吉田町 1788-11
TEL:029-240-1760
FAX:029-246-0400
http://www.studiosaka.com/index.html

東京ブランチ
東京都台東区松が谷3-13-10 コスモ21 305号
TEL・FAX:03-5827-0385

(米村優子)

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