デイリーホーリーホック

【取材後記】「Jリーグが築いた『絆』」(2015/9/16)※無料記事

【写真 佐藤拓也】

【写真 佐藤拓也】

第31節大宮戦後、大宮アルディージャサポーター団体「オレンジサポータープロジェクト」から今回の豪雨による災害に対しての義援金41万6967円が沼田邦郎社長に渡されました。この日ケーズデンキスタジアム水戸に訪れた大宮サポーター約1000名に急きょ募金を呼び掛けて集めたそうです。本当に頭の下がる思いです。

これもサッカーならではの「絆」と言えるでしょう。Jリーグに対して「チーム数が多すぎる」という声もありますが、やはり「地域密着」を謳うJリーグは全国各地に存在しているからこそ意義があるのです。サポーター同士は日ごろ勝利を争うライバルではあるものの、同じサッカーを愛する仲間であり、地域を愛する仲間でもあります。だからこそ、相手の痛みも共有することができるのです。あらためて「Jリーグ」の価値を確認できました。

未曾有の豪雨から今日で1週間が経ちました。被災した地域ではまだ多くの人が日常生活に戻ることができていません。とにかく今は1日も早い復旧を祈るばかりです。そして、今回いただいた義援金やこれから募金を行って集めた義援金を、被災された方々のために有効に使っていただけることを心の底から願っています。

(佐藤拓也)

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