デイリーホーリーホック

【HHレポート】「義援金の次はサッカーで復興支援! 初の常総市招待デーが5月15日開催」 (2016/5/10) ※無料記事

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

常総市に在住、在学する人をコンサドーレ戦に無料招待

次節5月15日のコンサドーレ戦で初開催される常総市招待デーに伴い、5月10日に沼田邦郎社長やホーリーくんらが常総市の高杉徹市長を表敬訪問しました。
昨年9月の関東・東北豪雨による水害で甚大な被害を受けた常総市。
8ヶ月経った現在、住宅再建の進捗は6割程度で、小中学校の中にはまだ1階部分が使用できない校舎やグラウンドにある災害ゴミで部活動が制限されている場所もあり、連日、市内各地で復旧工事が続いています。
東日本大震災や熊本地震など、各地の復興支援活動をしている水戸ホーリーホックと同選手会は、昨年の関東・東北豪雨直後に選手全員で募金活動を始め、大宮アルディージャサポーター、アルビレックス新潟、トリプレッタ、デウソン神戸からの支援も含む約160万円の義援金を昨年10月末、常総市に寄付しました。
そして今年はサッカーが盛んな常総市のサッカー少年団に前座試合、エスコートキッズ、フェアプレーフラッグベアラーなど参加して貰い、同市民にスタジアム観戦の機会を提供することで復興を支援しようと、初の無料招待デーが設けられました。

高杉市長は「皆さんからの義援金は、市民の住宅の復旧に活用させていただきました。大変助かりました。水害直後はさまざまな困難な状況がありましたが、今は元気を取り戻して頑張ろうと市民を精神的に盛り上げることが課題。スポーツは強い影響力を持ち、子どもたちや市民に一体感や勇気を与えます。子どもの時期に一流のものに触れることは非常に大切。このような機会はとても有り難いです。プロサッカー選手を実際に見て、スタジアムでの試合を経験することで刺激を受け、成長に繋げて欲しいと思います」と一連の取り組みに感謝の意を述べていました。

Jリーグのピッチを体験できる前座試合、エスコートキッズなど常総の子どもらが参加

15日は常総市内にあるサッカー少年団のMFC三妻、バンビーノFC、水海道SSS、水海道フットボールクラブWESTの子どもたちとその保護者約130人が来場予定。
バンビーノFCと水海道SSSが前座試合で戦い、その他の子どもらがエスコートキッズ、フェアプレーフラッグベアラーなどに参加します。
スポーツ振興課の荒河佑一さんと小川正成さんは「常総市の子どもらがJリーグのピッチを体験できる夢のある企画。非常に楽しみにしていると思います。『自分もいつかこういうピッチでプレーしたい』と思ってくれれば嬉しいですね」と今回の招待デーに期待を寄せています。

前節終了間際に同点弾を決め、良い流れを繋いでいる水戸と対戦するコンサドーレは、元日本代表の小野伸二選手や稲本潤一選手などスター選手も在籍し、現在首位と勢いのあるチーム。
当日は、実に見応えのある白熱したゲームとなりそうです。
「我々も東日本大震災で被災して、1ヶ月以上試合ができず、スタジアムのメインスタンドを修理したままでリーグが再開された過去があります。震災を経験したからこそ、関東・東北豪雨や熊本地震などの災害被害に対して支援したいという思いが強くあります。募金文化を広げながら、助け合える社会づくりの一助になりたいです。そして、我々はしっかりと勝利して、常総市の皆さんが夢を抱けるようなプロらしい一流のプレーを見せたいと思います」と沼田社長。
たくさんの常総市の方々がKSスタへ足を運び、夢や勇気を持ち帰ってくれることに期待したいですね。

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

●常総市招待デー
常総市に在住、在学の方を5月15日北海道コンサドーレ札幌戦のメインサイド席に無料招待!

・招待対象
常総市に在住、在学の方 ※在勤は対象外

・チケット受取方法
試合当日、試合会場の常総市ブースにて上記の対象であることが分かる証明書(免許証、学生証など)を提示。

・問合せ
常総市教育委員会スポーツ振興課
TEL.029-744-7657

(米村優子)

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