デイリーホーリーホック

【インタビュー】西ヶ谷隆之監督インタビュー「徹底を継続しながら、もう一つ上のレベルに進化していかないといけない(後編)」(2016/12/23)

【写真 佐藤拓也】

【写真 佐藤拓也】

Q.シーズン中盤以降、チームは安定していましたが、勝ち切れない試合が多かったですね。
「そこはすごく難しいところで、そう一言で言われれば、その通りだと思います。18引き分けしているのですが、先制してから追いつかれたのが6試合、先制されてから追いついたのが9試合、スコアレスが3試合。アディショナルタイムで追いつかれたのは3試合なのですが、追いついたのも3試合あります。6から7ポイントぐらい落としているようなイメージがあると思うのですが、データでみると、3ポイントなんですね。言葉が正しいかどうかは分かりませんが、『そんなに』なんですよ。自分を擁護するつもりはないのですが。最後の方にそういう試合が続いたので、イメージがあると思うのですが、実際はそこまで多くはないんです。先制された試合で9試合追いつくことができている。そういう意味で段階として成長はしているんだと思うんです。昨年はいっぱいいっぱいのドローが多かったですが、今年は勝てるゲームも多かったという点でポジティブにとらえているところがあります。大事なのはこれから勝ち切るためにどういった作業をしていくのかということ。そこを僕はやらないといけないですし、選手たちも感じてやっていかないといけないと思っています。なので、鹿島の試合を、あの勝負強さはどうやって身につくものなのかということを考えながら見たりしています」

Q.たとえば、アウェイのC大阪戦では、終盤ドロー狙いのような戦いとなりました。あそこは指示をしたのですか? それとも選手たちの判断ですか?

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