デイリーホーリーホック

【HHレポート】「船谷選手と細川選手、営業スタッフらが茨城大学でトークショー」(2017/1/24) ※無料記事

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

茨大ホーリーネットの学生、教職員、卒業生らが直接質問

シーズンオフの昨年12月17日、茨城大学図書館(水戸市文京)の地域住民や学生などを対象とした無料のイベント・講座「土曜アカデミー」で選手やフロントスタッフのトークショーを行う「水戸ホーリーホックのフットボール・カフェ」が開催されました。
過去最高となる約130人のサポーターや学生らが来場する中、第一部は「営業部は見た!―素顔のホーリーホック、Jリーグの裏側―」と題し、営業チームの菊池伸行リーダーと渡邉欽也さんが、第二部の「フットボールの青春―選手座談会―」は船谷圭祐選手と細川淳矢選手が登場しました。

今回はそれぞれの部に茨大ホーリーネットの学生、教職員、卒業生が4、5人登壇し、選手やスタッフらに質問する対談形式。
ユニフォーム姿、グッズを持参しているサポーターら、壇上には茨大が制作した大旗も飾られ、会場はKSスタのようにホーリーブルーに染まる中、茨城大学水戸ホーリーホック応援ネットワーク(通称・茨大ホーリーネット)の代表、図書館長、水戸サポ歴13年の高橋修教授が挨拶しました。
同大学OBでスタジアムDJの寺田忍さんが進行でイベントがいよいよスタートしました。
第一部では「年々営業利益を上げているが、手応えがあるのでは?」「地域によってスポンサーの数、条件に差はあるのか?」「水戸スタッフから見た茨大生の特徴、印象は?」「営業をしていて嬉しかったこととは?」などの幅広い質問が寄せられると、営業チームが裏話を交えながら回答。
各企業の社長のサッカーへの興味によってスポンサー契約が左右されてしまうという営業の苦労、「男でも目を覆いたくなる」全員が全裸のロッカールーム、リスペクトしながら接している選手との交流、真面目で一生懸命な茨大生のボランティアたち、ガルパンとのコラボの成果など、フロントスタッフならではの視点で披露していました。
アジア戦略の話題になると、客席から見ていた沼田邦郎社長がステージに上がって説明する場面も。
ベトナムに訪問した際の待遇や取材ラッシュの様子、グエン・コンフォン選手が入団した後にホーリーホックの海外向けの広告換算値が300万円から1億2400万円と約40倍に跳ね上がった話など、来場者は興味深そうに耳を傾けている様子でした。

(写真右から)茨大ホーリーネット代表代行・理学部教授・サポ歴6年の藤縄明彦さん、総務部・サポ歴3年の糸賀充さん、人文学部4年・サポ歴3年の作間亮哉さん、理学部4年・サポ歴1年半の鈴木康平さん、人文学部3年・サポ歴16年の二宮美玖さん

(写真右から)茨大ホーリーネット代表代行・理学部教授・サポ歴6年の藤縄明彦さん、総務部・サポ歴3年の糸賀充さん、人文学部4年・サポ歴3年の作間亮哉さん、理学部4年・サポ歴1年半の鈴木康平さん、人文学部3年・サポ歴16年の二宮美玖さん

(写真右から)営業チームの渡邉欽也さん、菊池伸行リーダー

(写真右から)営業チームの渡邉欽也さん、菊池伸行リーダー

(写真右から)理学部准教授・サポ歴7年の百武慶文さん、茨城大学社会連携センター社会連携課・サポ歴3年の軍司伸幸さん、総務部・サポ歴9年の和地貴仁さん、人文学部OB・サポ歴5年の白石達希さん

(写真右から)理学部准教授・サポ歴7年の百武慶文さん、茨城大学社会連携センター社会連携課・サポ歴3年の軍司伸幸さん、総務部・サポ歴9年の和地貴仁さん、人文学部OB・サポ歴5年の白石達希さん

【写真 米村優子】

【写真 米村優子】

マイペースな船谷選手に細川選手が鋭いツッコミを入れる抱腹絶倒の一時間

そして、第二部では、サポーターらが盛大なチャントで船谷選手と細川選手を歓迎。
茨大ホーリーネット代表代行の藤縄明彦教授らの質問にマイペースに応える船谷選手に対し、細川選手が鋭いツッコミを入れる、抱腹絶倒の一時間となりました。

Q.プロになろうと思った経緯、原点とは?(以下、敬称略)
細川:圭佑は水戸で一番、質問への受け答えが上手い。
船谷:まぁ、10秒以内では。
寺田:10秒以内で?!細川選手は?
細川:まぁ、24秒以内では(背番号を見せながら)
(会場爆笑)
寺田:では、船谷選手から。1、2、3(中略)…9
船谷:(すかさず)あのー
(会場爆笑)
寺田:10秒切りましたね(笑)
船谷:そうですね。……質問は何でしたっけ?
(会場爆笑)
細川:数を数えてただけじゃん(笑)
船谷:僕は実家が三重県で、高校入る時に親元を離れて静岡(ジュビロ磐田ユース)に行くと決めた時にプロを目指さないといけないなと思いました。
寺田:何でジュビロユースに入ることになったんですか?
船谷:単純に練習場が芝生だったから。芝生でやりたくて。
寺田:色んなチームがある中でなぜジュビロだったのですか?
船谷:何で…何でだろう……15秒待って貰っていいですか?
細川:もういいよ(笑)
(会場爆笑)
船谷:三重県の高校に行くか、磐田に行くか迷ってて、どっちにしても家が遠かったので、下宿しなくては行けなかった。それだったら遠くても変わらないかなと思って。それで出ました。
寺田:磐田のユースはどうでしたか?元水戸の岡本達也選手と一緒でしたが。
船谷:達也は真面目でしたね。あっ、今も……。そうですね……。
(会場爆笑)
寺田:真面目だったんですね。
船谷:彼は一切お菓子を食べない。当時は。今は知らないですが。早寝早起き。
細川:ゴキブリも嫌いだったよね。
船谷:そうなの?
細川:寮の悪ガキどもが、(石神)幸征どもが、達也の部屋のドアノブにゴキブリを置いといたらめっちゃ叫んでた。
寺田:トップチームに昇格するきっかけは?
船谷:高校3年生の時にチームに言われてから。すんなりOKしました。
細川:磐田は憧れのチームだよね。世代的にもさ。
船谷:強かったですね。
細川:そこに行けるのは大きいよね。
寺田:強いチームに行けるから選んだ?
船谷:いや、芝生ですね。
細川:芝生のお陰だったのね(笑)
(会場爆笑)
寺田:細川選手は大学サッカーも経験していますが、どうしてプロになろうと思ったのですか?
細川:小さい頃からプロを目指していた。そういう気持ちでずっとやっていたけれども、途中「無理かな~」と思った。やっぱりすごい人しかなれないし、ちょっとしたきっかけがトントントンとつながって、プロへの切符を掴めたのかなと思います。
寺田:そのきっかけとは?
細川:大学サッカーの地域別対抗戦のデンソーカップっていう大会があるんですが、北海道・東北チームってめっちゃ弱いんですが、そこであれよあれよと2位になったんですよ。それで大学選抜に入れたんです。そしたら、選抜の周りの人たちがみんなプロに決まるとかそういう話をしていて、「みんなすごくね?」って感じで。「俺もそんな所にいるんだ!」と思い始めてから、ベガルタ仙台の人が「練習参加してみませんか?」と話があり、強化指定となり、そのまま入団が決まって、トントンでしたね。高校ぐらいからプロは無理かなと思っていたから。でも社会人になってもサッカーを続けたいと思っていましたね。
藤縄:ホソさんの仙台大って船岡(柴田郡柴田町船岡南)の方じゃないですか?仙台から結構離れていますよね。
細川:よく知っていますね。仙台なのに、仙台にないんですよ。大分外れた船岡にあるんです。大分南で福島に近い田舎の所。よく知っていますね?
寺田:先生は東北大出身ですしね。
細川:おお、トンペーだ、トンペー!めっちゃ頭いい!あっちではみんな東北大のことをトンペーって呼ぶんですよ。
寺田:ちなみに仙台大のピッチはどうだったんですか?
細川:めっちゃ土でした!
(会場爆笑)

Q.憧れの選手、目標にしていた選手は?
船谷:小学校の頃はマラドーナ。
寺田:何で憧れたのですか?
船谷:……何でだろう…?
細川:薄っぺらい人間だな!
(会場爆笑)
船谷:それから名波浩さん。選手としても人間としても尊敬できる人。ユースの時は見ているだけでしたが、そこから一緒にサッカーをやれるようになって、より好きになりました。
寺田:細川選手は?
船谷:(キャプテン翼の)石崎くんだよね?
細川:顔面ブロックするぞ!
(会場爆笑)
細川:小学校の頃はやっぱり西ヶ谷隆之ですね。えっ、ここゴマする所でしょ?
(会場爆笑)
細川:三浦知良選手ですね。もう、かっこ良くて。カリスマ性があって。高校中退してブラジルに行ってさ。小さい頃、「KAZU&YASUヒーロー誕生」っていうアニメ映画があったんです。今はもうないのかな?
船谷:あのミニ四駆のやつ?
細川:それ、(爆走兄弟)レッツ&ゴー!!
(会場爆笑)
細川:あれを見て、カッコイイな、あんな人生を送りたいな、俺も中学を卒業したらブラジルへ行こうって思ったんですが、親に止められました。ダメでした。カズさんの真似して生きていきたいと思ったんです。
寺田:元々、ポジションはDFだったんですか?
細川:いや、FW、ゲームメーカー、ボランチ、サイドバック…なんかどんどん後ろに下がってますね?サッカー界の仕組みです(笑)
(会場爆笑)

Q.好きなアウェイのスタジアムは?
船谷:僕はケーズデンキスタジアムですね。
(会場爆笑、拍手)
細川:トラックが青い所とかいいよね。目にいい。
寺田:青いとサッカーがやりやすいんですか?
船谷:わからないです。
(会場爆笑)
細川:てか、アウェイで、だから!
船谷:うーん…………
寺田:1、2、3…(中略)…9
船谷:(すかさず)えっと…喋ってますよ!サッカー専用の所。お客さんとの距離が近いのでいいですよね。あんまり深く物事考えないので、どこという所はないです。
細川:ケーズスタですかね。あっ、すいません(笑)
(会場爆笑)
細川:フクアリか松本山雅の所。フクアリは水戸のお客さんもいっぱい来てくれるし。相手もいっぱいいるし。松本は…
船谷:三島(康平)がいるから好きなんだろ?
(会場爆笑)
寺田:松本が初ゴールですよね?
細川:そうなんです。でも俺が点を取って勝ったことないんで。なんか調子こいてサザエさんなんかやっちゃったけど。追い付かれちゃった。次は違うのをしようと思います。

【写真 米村優子】

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Q.サポーターの野次の声は気になる?
船谷:聞こえてますが、気にはならないですね、僕は。(細川選手をちらりと見ながら)僕はね。
(会場爆笑)
細川:俺も気にならないですかね。僕も。
寺田:気になる選手も中にはいるのですか?
細川:試合の最中は気にならないよね。終わった後は聞こえちゃう。試合をやっている最中は野次を言って楽しんで下さいっていう感じです。
寺田:相手のブーイングは気持ちいいのでは?僕はされてすごく気持ちいいもんだなと思ったのですが?
細川:多分、ドMなんじゃないですか?
(会場爆笑)

Q.細川選手にお聞きしたいのですが、
船谷:ウソっ!
(会場爆笑)
細川:心の声が出てたよ(笑)
Q.2016年のセットプレーの時、船谷選手と兵働昭弘選手が多かったですが、正直どちらが合わせやすかったですか?
細川:答えやすい!
(会場爆笑)
細川:左利きなので、あっ、どっちも左利きだ!どっちだろうな?ヒョウさんの方が点を取ってるかな?(笑)どっちもいいですよ。上手だし、球質もいいし。ねっ。でも圭佑はたまにニアで引っかかっちゃうから、やっぱヒョウさんですね!
船谷:コラッ!
(会場爆笑)
寺田:蹴る時のコツは?
船谷:あんまりないです。あんまり深く考えないタイプなので。
細川:薄っぺら~い!
(会場爆笑)
細川:チームで入り方が決まっているので。あとは中とのコミュニケーション。あとは、俺が大きく手を上げてると、「ホソさんが手を上げてたから蹴っちゃった♡」って(笑)そんな感じです(笑)
船谷:めっちゃ手を上げてますよ、ホソさん。
細川:いやでも、あんまり来ないですよね(笑)
寺田:2016年、半分ぐらいはセットプレーからの得点でしたね。
細川:やっぱヒョウさんがいたからじゃない?
寺田:船谷選手が「このセットプレーは俺が蹴る」ってなる時もあるのでしょうか?
細川:そんなやつじゃないです。「どうする~?ヒョウさん蹴る?うん、OK!」って感じです。薄っぺらいんです。
(会場爆笑)

Q.細川選手はシーズンオフ早々に契約更改してくれましたが、水戸にいようと思った心境とは?
細川:怪我してリハビリ期間があって、無職になったんですが、その時に水戸がプロの世界に戻してくれた。そういう恩返しをしなければいけない思いもあります。水戸はまだまだ小さなクラブですが、すごく大きくなれるチームだと思います。これからいい選手が抜けていくチームじゃなくて、いい選手に「待てよ」と言えるチームになっていかなければならない。そういうのを考えていたら、「そういう風に考えているならば、俺はここにいなきゃな」と思ったんです。でも、今のはちょっとキレイ事で。当然プロだからもっと上のチームから声をかかったら考えちゃうし、J1でやってみたい気持ちもまだまだある。まぁ…何言い出しちゃったんだろ、俺…
(会場爆笑)
細川:水戸自体をもっと大きくしたい気持ちはありますし、うん、そうね。鹿島がでっかいクラブじゃないですか。でも水戸は県庁所在地じゃないですか。いつか鹿島に言ってやりたいんですよ。「水戸は県庁所在地なんだぞ!」って!
(会場爆笑、拍手)
寺田:最初は香港のチームに入る予定だったんですよね?
細川:2泊3日で帰ってきました(笑)そしたら水戸は塩谷司くんが抜けて、FC東京の吉本一謙くんが怪我して、「無所属しか取れねぇぞ!」ってなって、「俺、無所属です!」って(笑)
(会場爆笑)

Q.船谷選手はすごく華のあるプレーをする選手ですが、この2年ぐらいハードワークする泥臭いプレーに変わってきました。それは何かきっかけがあったのでしょうか?
船谷:そうですね。何もないです。
(会場爆笑)
細川:成長かな?
船谷:成長したねぇ…
細川:やらなきゃいけないプレーも知っていったんだよな、お前もね。
船谷:そうですね。若い頃の方が自分の好きなプレーだけやっていた所もありましたね。今もそんなに考えてやってないですが。
寺田:2015、16年とキャプテンをやりましたが、それで変わったこととは?
船谷:…そうっすねぇ……
細川:本当はこんなキャラじゃないんですよ!もうちょっとちゃんとしてるんです!このキャラで押し通しているんです!
(会場爆笑)
船谷:キャプテンやって別に変わったこともないです。でもキャプテンやったからこそ、それなりにわかることもある。
寺田:わかることとは?
船谷:まぁ、そう聞きますよね?うーん、一番は、みんなが支えてくれているからやれているのかなと思いましたね。僕がキャプテンだからどうこうじゃなく、チームメイト、スタッフの皆さんがいるからこそやれているんだなと思いました。

【写真 米村優子】

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Q.選手の中で一番イジられるのは誰?
船谷:細川淳矢だと思います。
寺田:細川選手はイジられているんですか?
細川:うん!
(会場爆笑)
船谷:年下でも何でも言えちゃう空気を持っている。舐められがちです(笑)悪く言うとね(笑)よく言うと、親しみやすい。
寺田:細川選手はイジられてどんな心境なんですか?
細川:めっちゃ気持ちいいです(笑)
寺田:細川選手もドMですね(笑)
細川:でもみんなイジり、イジられですよ。(船谷選手を見ながら)お前も結構イジられるよな?
船谷:そうかな。
細川:みんな万遍なく、ですよ。でも飛び抜けて俺がいる!
(会場爆笑)

Q.試合前や練習前のルーティンはあるか?
船谷:試合の時はグラウンドに左足から入るようにしています。それぐらいですかね。
細川:躓いて、右から入っちゃったらどうするの?
船谷:そしたら試合どころじゃないね(笑)
細川:俺は特にないですが、試合前にやるウォーミングアップの前にやる自分独自のウォーミングアップは決まっていますね。

Q.対戦相手の中ですごいと思った選手は?
細川:俺が先に言ってるから、お前、考えておけよ。
船谷:10秒で考える(笑)
細川:ウェリントン選手(アビスパ福岡)。競りに行っても強すぎて、手で抑えられちゃう。「戦国時代だったら、こいつは武将だな」って思いましたよ(笑)腰の位置とかすごい高いし、どうやったら勝てるかなと試行錯誤しましたが、もう一回やってみたいですね。ジェイ選手も懐深かったし。でもウェリントンの方がビビリました。こんな強いやつがいるんだって。
寺田:船谷選手は?
船谷:うーん……
細川:お前、うん、うーんしか言ってないぞ(笑)結構時間あったよ?(笑)
船谷:相手選手のことをそんな考えたことない。いないっす!
寺田:逆にやりやすい選手やチームは?
船谷:うーん……ホソさんは何か、前に言っていましたね?
(会場爆笑)
細川:重い荷物を俺に預けるな(笑)でも、やりやすいようにしていくことなんじゃない?めっちゃすごいなって思う選手いなかったの?
船谷:マラドーナ以外に?
細川:マラドーナと対戦したことあんの???
(会場爆笑)
船谷:名波浩、福西崇史が本当にすごい人だなと思いましたね。とりあえずボールを預けておけば何とかしてくれる。

Q.水戸に来てから印象に残っている自分のゴールとは?
船谷:ホソさんが天皇杯の仙台戦で決めたゴールです。
細川:俺のゴール言ってるね?どんだけいいヤツ、アピール?
(会場爆笑)
船谷:「嬉しいだろうな」って思ったの。ちなみにそのCKは僕が蹴りました(笑)
細川:でも折り返しだったけどね。
船谷:あれっ?
細川:向こう行ったのを折り返したから、お前はアシストではない。
船谷:そうなん?!
(会場爆笑)
船谷:自分のゴールはどれも特別なゴールですし…
細川:詩人か!
船谷:ホソさん、でも夢ってデカイ方がいい。
細川:ちょっと待って、それ何かの歌詞だな?
(会場爆笑)
船谷:自分のゴール…どれかな~、全部です。
細川:俺は圭佑が言った、仙台戦のゴールですね。試合前に「こういう所で決めたやつは持ってるからね」と森コーチに言われたんですけど、「俺、持ってるじゃん!」って思いました。
寺田:他の選手で印象に残っているのはありますか?
細川:俺はね、最終戦の京都で(石神)幸征が決めたやつ。あと俺、圭佑が途中から出て来て、左足を振り抜いたやつ。
船谷:2015年のセレッソ戦ね。
細川:途中出場なのに異彩を放っていたから、なんかすげぇなと思いましたね。はい。
船谷:2016年は山村佑樹の岡山戦のシュート。
細川:めっちゃ調子こいてたけどね(笑)
船谷:「いやいや、騒ぐな、騒ぐな」みたいなね(笑)
(会場爆笑)
細川:アイツ、結構ああいうことやるんだよね。練習からパンチ効いてるシュート打つし。それが試合に出たんですよ。真面目にいっつもやってるから。

Q.アウェイのヴェルディ戦で西ヶ谷監督夫婦のインタビューが実現しましたが、その時の選手たちの反応は?
細川:選手の中では話題でした、当然。でも西ヶ谷監督をイジると30倍ぐらいで返されるので、陰でみんなイジっていました(笑)前にちょっとイジったら、すごい早さでイジり返してくるので、ちょっと控えめで。でも、良い監督です。
船谷:悪口言ったよね、今(笑)
細川:ちゃんと言ったぞ、いい監督って!

Q.試合前後で気を付けて食べているものとは?ゲン担ぎで食べているものは?
船谷:試合の前日の夜は肉ですね。豚か鳥。そう決まっています。終わった後はそんなに気にしないかな。
寺田:なぜ?
船谷:なぜ……?次の日行けるかな~?って(笑)
細川:俺は栄養学の先生に「試合前にあんまり肉を食べちゃダメ」って言われたと思うんだけど?
船谷:ええっ?!
細川:食べちゃダメってことはないと思うけど、試合前は炭水化物多めで。やっぱりエネルギーになるんでね。そういうのを聞くと、それをやっちゃいますね。試合後は魚がいいそうです。肉だと炎症しちゃうらしいよ。これは平松宗が言っていた。魚の方がタンパク質も取れるし。試合後、炭水化物はあまり取らないですね。

絶妙な掛け合いで会場を沸かせ、チャントの大声援の中、観客とハイタッチしていた船谷選手と細川選手。今季も阿吽の呼吸でゴールを量産してもらいたいですね。
2017シーズンの開幕まで、あと一ヶ月。
フロントや現場のスタッフ、選手らは連携協定を結ぶ茨城大学や様々な地域の後押しを受け、今季も一丸となってケーズスタを沸かせてくれることでしょう!

【写真 米村優子】

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(米村優子)

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