デイリーホーリーホック

【レビュー】J2第21節ファジアーノ岡山戦「高温多湿に奪われた体力と判断力と一体感。夏場に向けての課題を突き付けられた完敗」(2017/7/2)

【写真 水戸ホーリーホック】

今年体感したことのない高温多湿に苦しむ

岡山駅に着いて新幹線から降りた瞬間、茨城との空気の質の違いに驚かされた。すでに時計は16時を回っていたものの、まとわりつくような暑さに襲われた。歩くだけで汗が噴き出してくる不快感を覚えながらスタジアムに到着したのだが、陽が落ちてもその気候に大きな変わりはなかった。キックオフ時の気温は29.2度、湿度は67%を記録した。この1か月間、水戸地方では6月10日の29.2度が最高気温であったが、その日の最高湿度は39%であった。一方、岡山地方はこの1週間、同様の天候が続いていたという。両チームとも同じ条件での試合といえども、体が暑さに慣れる「暑熱馴化」という点で差があったと言わざるを得ない。「湿気がすごくて、大変でした」と内田航平が苦しそうな表情で振り返ったように、キックオフした直後から水戸の選手たちの動きは明らかに重かった。

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