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デイリーホーリーホック

【育成NOW】「水戸ユース所属DF大原彰輝選手、2018年シーズントップチーム加入内定記者会見コメント」(2017/9/27)※無料記事

【写真 水戸ホーリーホック】

9月24日の群馬戦の試合前にユースチームからトップチーム昇格が内定した大原彰輝選手の記者会見が行われました。その会見の全文を掲載させていただきます。

〇沼田邦郎社長
「この度は大原彰輝選手のトップチーム昇格内定の記者会見に多くの人に来ていただき、感謝しております。水戸ホーリーホックは育成を強化していくということを掲げながら、私は08年から社長を務めさせていただき、クラブとしていろいろ難しい状況もありましたが、ようやくこういう形で育成からトップチームに昇格させるということが継続してできるようになってきました。ただ、我々もまだ道半ばでして、プロの世界で大活躍できるかどうかは本人次第であります。我々としては精いっぱい教育をしながら進めて行ければと考えております。
手前どものクラブについて話をさせていただきますと、城里町七会村の廃校となった中学校を改修して、来年3月ぐらいから練習場として使用することとなります。そこを一つの拠点としながら、我々は日本一の育成クラブを目指していきます。これから数多くの選手をプロに輩出できるような環境を整えていきたいと思っています。なので、まずこれから大原選手が活躍できるようにサポートしていきたいと考えています。そして、一日も早く活躍する姿を見せられるようにしたいと思っています。
付け加えますと、大原選手はセンターバックとしては身長があまり高くないのですが、2008年、2009年に在籍しました平松大志選手を思わせるようなセンターバックでございます」

〇西村卓朗強化部長
「育成から2年続けてトップに昇格するのはすごく素晴らしいことだと思っています。自分がこのチームに加わったのは2年前。育成とは1年、2年でできあがるものではありません。なので、それまで関わられた指導者やクラブスタッフの取り組みの結果だと思っています。ただ、トップに昇格して終わりではありません。トップに上がった以上はしっかり活躍してもらいたいと思っています。
大原選手の特徴としましては、ヘディングの強さ、球際の強さ、また器用さがある選手です。センターバック、ボランチ、3バックのストッパーといろんなポジションができることを期待しています。
トップ昇格の経緯としましては、7月の水戸桜ノ牧高校との試合をトップの監督やコーチと一緒に視察に行きました。その試合は本人の特徴がすごくよく出ていました。また、印象に残るエピソードとして、私はチームに加わってから2カ月ほど選手寮で生活していたのですが、その時にお風呂場と彼と一緒になりました。彼とだけでなく、いろんなユースの選手ともいろんな話をしました。その中で彼は意志の強さをすごく感じさせてくれました。いろんな話をする中で『トップに上がりたい』『プロの世界でやっていきたい』ということを、彼は非常に上手に伝えてきました。なかなか話が弾む選手は少ないのですが、彼はしっかり訴えかけてきました。それは2年生の時だったと思いますが、それから1年が経ち、トップ昇格が内定しました。それは彼の意志の強さがあったからだったと思っています。
とはいえ、先ほども話をしましたが、トップに上がって終わりではありません。これまでユース出身の選手がトップに定着した選手はいないので、彼にはしっかり結果を出してもらいたいと思っています」

〇樹森大介ユースチーム監督
「大原がトップチームに昇格することを非常にうれしく思っています。上がるにあたって、中学まで在籍した藤岡キッカーズのみなさんと保護者の方の支えがあってのことだと思っています。それと、クラブのサポートもありました。そうしたいろんなサポートのもと、彼自身、3年間非常に努力してくれて、トップ昇格を自分で勝ち取ったと思っています。昨年トップに昇格した中川洋介と異なるポイントがあります。中川は1年の時から試合に出ていて、さらにトップチームに2種登録をされていました。また、水戸啓明高校と提携していて、毎週のようにトップチームの練習に参加することができていました。3年間でそうした強化ができたことにより、トップ昇格を果たすことができました。一方、大原は公立高校に通っていたこともあり、トップチーム練習に参加することはほとんどありませんでした。そうした中で勝ち取ったトップチーム昇格です。ユースの仲間からすると、中川とは違うモデルケースとして、ユースの活動の中でトップチーム昇格を勝ち取った選手だと思っています。とはいえ、昨年の中川も含め、ユースから昇格した選手が活躍できていない現実があります。トップに昇格してから、さらに強い気持ちを持って取り組んでもらいたいと思っています。これから水戸の看板選手になっていけるように、支えていきたいと思っていますので、みなさんもよろしくお願いします」

〇大原彰輝選手
「このたび、水戸ホーリーホックユースチームからトップチームに昇格することとなりました大原彰輝です。自分の小さいころからの夢だったプロサッカー選手になることを、この水戸ホーリーホックでかなえることができて、すごくうれしく思っています。昇格するにあたって、自分の実力だけでなく、3年間指導をしていただいた樹森監督をはじめ、スタッフのみなさんやいろんな人の支えがあったからこその結果だと思っています。水戸に来るにあたって、寮生活という負担がかかりながらも、水戸へ送り出してくれた家族にはすごく感謝しています。まだ期待と不安の両面がありますが、来年トップチームで活躍できるように、まずはユースチームとして10月のJユースカップ、12月のプリンスリーグの参入戦で少しでもいい結果を残せるように頑張っていきたいと思います。来年は1日でも早くケーズデンキスタジアム水戸のピッチでプレーできるように、より一層の努力をしていきたいと思っています。応援よろしくお願いします」

【写真 水戸ホーリーホック】

〇質疑応答
Q.どういうJリーガーになりたいですか?
大原「アカデミーの代表として、プレーだけでなく、私生活でもお手本になれるような選手になりたいと思います」

Q.プレーの強みは?
大原「ヘディングの強さと対人の強さだと思っています」

Q.憧れの選手やお手本にしている選手は?
大原「お手本にしているのは、ホーリーホックの中では細川淳矢選手です。細川選手はコーチング能力と守備の能力が高いので、自分も細川選手のような選手になりたいと思っています」

Q.寮生活をしていて、トップチームの選手と触れ合う機会が多いと思います。また、練習試合にも出場したことがあると思います。そういう機会から得たものは?
大原「ユースとトップの意識の違いを感じました。トップの選手は私生活でも常に意識が高くて、僕らのお手本となってくれていました。なので、僕もユースの選手のお手本になれるような選手になりたいと思っています」

Q.サッカーをはじめたきっかけは?
大原「正直なことを言いますと、好きな女の子がサッカーをはじめたので、自分もはじめました(笑)。やっていくうちに自分の目標が明確になっていき、絶対にプロになってやるという気持ちが芽生えてきました。水戸のユースに来たのも、絶対にプロになるという気持ちがあったからこそ。その気持ちが揺らぐことはありませんでした」

Q.水戸の選手以外で憧れてきた選手は?
大原「自分は守備的な選手なのですが、子どものころは中村憲剛選手(川崎フロンターレ)のように落ち着いてプレーできる選手に憧れていました」

Q.どういう経緯で水戸ユースに加入することとなったのでしょうか。
樹森監督「僕が前橋商業出身だったこともあり、その流れの中で群馬県の指導者に多くの知人がいます。毎年1名ずつぐらい群馬県から選手に来てもらっています。その中の1人が大原です。中学時代にそういう話があり、クラブの方や保護者の方といろいろ話をさせていただき、送り出してもらいました」

Q.どういった覚悟を持って水戸に来ましたか?
大原「群馬県内の高校でサッカーをする選択肢もありました。でも、それは楽な選択だなと思いました。自分の目標はプロサッカー選手なので、一番近い道はユースチームに入ること。プロに近い環境の中でアピールしてプロサッカー選手になるという気持ちで水戸に来ました」

Q.大原選手がユースチームでどんな存在感を示していますか?
樹森監督「彼は非常にまじめな男。努力をプレーで表現してくれています。中川は1年の時から先発として試合に出ていました。でも、大原は2年の終わりぐらいになってやっと試合に出られるようになりました。努力でポジションを勝ち取りました。その中で特に武器であるヘディングや体の強さは努力の賜物。選手寮でトップの選手が『大原はいつも筋トレをやっている』と言っていました。トップチームに練習参加する際、トップの選手に『よろしく頼むよ』と言うと、『アイツは大丈夫ですよ。いつもしっかりやっているのを見てますから』という答えが返ってきました。そういうところが頼もしいと思いました。とはいえ、メンタル的にはまだ弱くて、自分からやるタイプではなく、地道にコツコツやるタイプ。影響力はまだ弱い存在です。でも、トップチームに昇格するというこの機会に、自分でも変わろうともがいています。なので、今後に期待しています」

Q.ユースでの3年間で一番培ったことは?
「自分はメンタルが強くないので、メンタル面をだいぶ強化することができたと思っています。私生活でも自分は朝起きるのが苦手だったのですが、寮生活をしたことによって克服することができました。一人の人間として、礼儀の面に関してもしっかり見直すことができたと思っています」

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