デイリーホーリーホック

【コメント】橋本晃司選手「自分がいかに前にボールを運べるか。どれだけ自分がボールを落ち着かせられるか。そこが試合のカギになる」(2011/11/10)※無料記事

【写真 水戸ホーリーホック】

Q.ホーム最終戦となりますが、いい試合をしたい思いは強いのでは?
「勝って終わりたいですね」

Q.前節は「自分たちで苦しくした」と言っていましたが。
「自分たちのやることをやって、最後しっかり結果を出して終われればと思います」

Q.リーグ終盤、持ち味を出し切れない試合が増えていると思いますが、課題はどこにあると思いますか?
「向上心を持っていないじゃないかと感じる選手もいる。リーグ終盤はどうしてもそういう温度差が出てしまって難しいのですが、それでも温度差を少なくしてみんなでやらないといけない。強いチームであればあるほど、そういうことはない。だからこそ、この順位なのかもしれないと感じますし、この順位だからそうなっているのかもしれないとも感じます。そうなってしまうのも分からなくはないのですが、プロとして最後までしっかり戦わないといけない。試合を見に来てくれる人たちに勝つ姿を見せる責任が僕たちにある」

Q.そういう選手に何か指摘することはありますか?
「言うこともありますが、分かる選手と分からない選手がいる。でも、ホソさん(細川選手)らベテランがしっかりやっているので、それを見てついていこうと若い選手たちは思わないといけないと思います」

Q.そういうところから変わっていかないといけない。
「以前チームに在籍していた時からそういうところは変わっていないと思います。そこは難しいと思います」

Q.橋本選手は1年戦ってきて、変化を感じますか?
「厳しいトレーニングをしてもらったおかげですごく走れるようになりました。あとは年間通して守備について、かなり勉強させてもらいました。もっともっとやらないといけないと思うようになりました。よく家でサッカーを見るのですが、守備に重きを置いてみるようになりましたね。そこに変化を感じます。ポジショニングをすごく意識しているし、監督もアドバイスしてくれるので、自分のモノにしないといけない。ただ、まだそこは課題。毎試合、意識しながら、攻撃を組み立てていけるようにしていきたい。それができた試合は点を取って勝つことができている。逆に押し込まれて苦しくなると、失点する確率が上がる。そこが肝だと思っています。自分がいかに前にボールを運べるか。どれだけ自分がボールを落ち着かせられるか。そこが試合のカギになってくると思っています。前に出る回数をもっと増やさないといけないというのは、毎試合反省点として出てくる。自分の精度をもっと上げないといけないとずっと思っていること。監督も指摘してくれている。守備をしっかりしながら、質を上げて、より回数を上げていくことがボランチをするうえでの課題だと思っています」

Q.FWとの距離が空く時が多いと思いますが。
「押し込まれてしまうことが多い。跳ね返す力をもっとつけないといけない。苦しい状況からどれだけ押し上げることができるかが大事。すべてFWを下げるわけにはいかないですから。そこが原因でそういう現象が起きてしまっている。ボランチが引っ張るのか、センターバックが押し上げるのかというところがあると思いますが、状況によってではありますが、僕たちが前に出ていって、ラインを上げるようにしたい。相手の状況を見つつ、FWと遠くなる状況は減らしていきたい。とはいえ、相手とのパワーバランスもある。ずっと押し込めるだけのポテンシャルはない。それでも押し込む時間を増やしたり、高い位置でボールを動かすためのトレーニングはしている。もっと質を高めていくことが大事になる。それによって、押し込まれる時間も減ると思います」

Q.残り2試合でそういう流れを作りたい。
「それができれば、勝てると思います。そういうゲームは今までも勝っている。徳島戦は例外ですが、基本的に支配率50%を超えればチャンスが増える。最初は縦に速くが最優先。でも、そこから高い位置で押し込んでボールを動かす。優先順位を間違えてはダメだけど、その意識は大事だと思います」

Q.過去最高順位と勝ち点を超えられる状況にあります。
「プロとして1つでも上を目指すことは大事だと思います。1つでも多く勝つことが責任だと思います。残り2試合勝って、勝ち点60に乗せたい。単純計算して20勝分。そこを狙うためにホーム最終戦はしっかり勝たないといけないと思います」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ