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デイリーホーリーホック

【コメント】西ヶ谷隆之監督「今までの徹底とはレベルが違う徹底が求められている。変化をさせながら徹底をさせられるようにならないといけない」(2017/11/11)※無料記事

【写真 水戸ホーリーホック】

Q.いよいよホーム最終戦となりました。集大成を見せたいですね。
「それを言わせようとしている(笑)? 42分の1ですよ」

Q.前節長崎戦を踏まえて、今週はどのようなことに取り組みましたか?
「もう一度、今までやってきたこともそうですが、チームとしての判断と個人の判断を統一させることですね。攻撃に対してのチームとしても個人としてもプライオリティーをはっきりさせてプレーをさせること。我々のリズムを作るというか、チームのリズムを作って、個人のよさを出していく。そこを全員が統一してできれば、いいゲームができるし、我々らしいゲームができると思っています。ちょっとずつずれてくると、修正することができないのが現状。そこはもう一つ殻を破らないといけないところなのですが。それができるようにならないと、チームとしてもうワンランク上には行けないと思います」

Q.40試合を戦ってきて、チームとして選択肢が広がっています。その中でどの選択肢を選ぶかの判断が難しくなっているところもあるのでは?
「選択肢が広がってきたこともありますし、我々に対して、相手もいろいろなことをやってきている。我々からアクションを起こして変化を起こすだけでなく、相手を見て変化を起こさないといけないという現象が起きている。そこに対して、判断に迷いが出てしまうことがある。プライオリティーが整理された中で判断できるようになっていないと、ゲームでうまくかみ合わなくなってしまう。躍動感が出ないというか、迫力や推進力を出せない。見ている方はそういう風に見えているんだと感じています」

Q.そこを今週確認したのですか?
「言葉や働き掛けの部分、フィードバックの映像も見せました。だからといって、すぐに変えられるわけではありません。1年通して、最終盤に来て、集大成を見せたい気持ちもありますが、まだ過程の段階であって、今シーズンで解決できる問題だとは思っていません。ここにいる選手にはつきまとう課題だとも思っています。こういう状況だからこそ、見えてきている問題が出ているなと感じますね」

Q.ここを乗り越えてシーズンを終えるというか、手ごたえをつかんでシーズンを終えたい。
「簡単じゃないですが、そこを乗り越える手ごたえやきっかけを感じて終えることができれば、次の段階に行った時に生きると思います」

Q.山形の印象は?
「木山(隆之)監督は山形に行って、夏以降、(愛媛時代とは)やり方を変えましたよね。J1で戦うためのチーム作りをしている印象。J2での勝ち方を木山監督は分かっている。そういう戦い方を志向している分、結果が出ていないところもある。我々と同様、プレーオフを逃したことによって、また違ったトライをしているようにも感じます。外国人のいい選手が2人ぐらい入れば、点をもっと取れるし、面白いチームになると思う。今までやってきて、4-3-3や4-4-1-1などいろんなトライもしている。かみ合えば、面白くなると思う。うまい選手も多いので、力の差は感じます。実際、山形は強化費や年間予算では我々よりはるかに大きいわけですから。でも、我々のやることは変わらない。ホーム最終戦で、近い順位のチームと対戦するので、我々の姿勢を変わらず出していきたいと思います」

Q.勝ち点60という目標を掲げたとのことですが。
「達成したいですね。残り2試合は、力は変わりませんが、順位では我々より下のチームと対戦するわけで、そこでしっかり勝ちたい。簡単ではないですが、勝つことを前提に戦わないといけない。その中でいかにゲームをコントロールするか。そして、僕がいかにゲームをマネジメントするかは大事だと思います」

「前節は高木監督のち密さも感じたけど、我々に対してエンドを変えてくるチームは今までなかった。そこまで徹底されるチームになったわけですよ。それに対して、我々がどう徹底するか。今までの徹底とはレベルが違う徹底が求められているわけですよ。変化をさせながら徹底をさせられるようにならないといけない。そこは言葉が独り歩きするところがあって、我々のよさはハイプレスなんですけど、相手がハイプレスにどうやって対策してきたかということが問題で、その相手に対して、どうやってハイプレスをかけていくかに取り組んできたんです。ガンガン行くだけがハイプレスなのか。逆に行かないことも必要かもしれない。一つパワーを溜めて、相手の状況を見て、相手にバックパスを出させたところからハイプレスをかけるやり方もハイブリッドの守備の中にはある。ウチの特徴はハイプレスということを、全員が強く意識しすぎてしまうあまり、逆にバランスが崩れてしまっているところもある。前から行きたい選手は行ってしまう。行きたくない選手は行かせたくない。そこのギャップが生まれてしまっている。相手があって、変化が出てきている。以前10回出せたものを今は10回出せなくなっている。半分ぐらいになっているかもしれない。リーグ終盤というところで、コンディションのばらつきが出ているところもある。ハイプレスは全員が連動しないといけないんだけど、そういう状況でできるかどうか。ハイプレスありきでやりすぎると、バランスが崩れてしまっているところがある。外から見ている見方と我々の見方でちょっと違うというか、そこのバランスが難しいなと感じますね」

Q.ハイブリッドの守備を確立させるためにも、そこの微妙なサジ加減が重要になってきている。
「このサジ加減って、残留争いをしていたらできないんですよ。こういう順位にいるからできているんです。もう一つ上に行くためのトライです。選手たちは言われたことを愚直にやってくれている。でも、相手の状況だったり、コンディションの状態だったり、ゲームの流れに応じて、どうやって自分たちの持ち味を出すか。相手を見て変化をさせてアクションをさせられるようにならないといけない。もちろん、自分たちからアクションを起こすことを徹底させたいのですが、そのためには複合的な部分をゲームの中で感じて判断できないといけない。それができる選手やチームがJ1に行くんだと思います」

Q.前節は現在のトライの悪いところが出てしまった。
「ですね。一つの戦い方だけでなく、上に行くためにはもっといろんな戦いができるようにならないといけない。ベースは変わりませんが、変化をさせていく必要がある。今はその過程だと思っています。それができる選手を獲得できるクラブならばいいのですが、このクラブはそうではないので、選手たちを育ててできるようにさせないといけない。若い選手が多い分、夏までの成長は速かっただけに、最後の最後で、いろいろ壁に当たっているところがあると思っています」

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